『武人の国』付近、森の中・・・

「はぁっ、はぁっ、はぁっ！！」

「よしよし。もう大丈夫やで。うちが側に居るからな。ええ子ええ子、苦しかったやろ？よく頑張ったなぁ。」

時を遡り、デュオ達が絶対能力闇と激戦を繰り広げていた頃、絶対能力闇に進化したはやてと謎の共鳴反応を起こし、離脱した後も苦しみ続けるルーミアを優しく抱き締めながら、ノンはそう言いながら背中をポンポンと叩く。

同時に妖力を流して血行を促し、楽にする。

パァァァ・・・

そんななか、デュオがはやてを救い出すことに成功する。

「はぁ……はぁ……ふぅ………」

それと同時にルーミアの身に起きていた共鳴反応が消え、過呼吸のような荒い呼吸も落ち着いていく。

「ふぅ……とりあえずこっちも無事解決やな……」

そんなルーミアの様子を見ながら、ノンは額の汗を軽く拭いながらそう言った・・・