「バカな！？何故、貴様がそのベルトを」

「フッ！！」

「！？」

ドカァァァンッ！！

ラムダに変身した夜見にシオマネキングがそう困惑の声を上げるのも束の間、夜見はサイガのようなスピードで肉簿し、オーガのようなパワーでシオマネキングの腹を殴る。

「がはっ！？」

「ハッ！！」

ドカァァァンッ！！

腹を殴られ、口から空気が漏れながら一瞬だけ浮いたシオマネキングを夜見は回し蹴りで思いきり蹴り飛ばす。

「ぐはあああぁぁぁっ！？くっ……調子に乗るなぁっ！！！」

ブオオオォォォーーーッ！！

蹴り飛ばさないシオマネキングはそう言いながら溶解液を放ってくる。

「フッ！！」

ズドドドドドドッ！！

が、夜見はジャンプしてかわしながら取り出したΛを模した二つの銃口を持つ白に水色のラインが入った銃、ラムダライフルで六弾の水色の光弾を放つ。

ズガガガガガガァンッ！！

「ぐぅぅぅっ！？」

シオマネキングが六弾の光弾を食らっている隙に夜見はシオマネキングの背後に着地する。

「ちっ！！」

対するシオマネキングは舌打ちしながら振り向き様に鋏で斬りかかろうとする。

「フッ！！」ｶﾞｼｯ!!

「！？」

が、夜見はシオマネキングの鋏を押さえながらラムダライフルの銃口をシオマネキングの腹に押し当て、

ズガガァァァンッ！！

「ぐはあああぁぁぁっ！？」

今度はゼロ距離で強力な二弾の光弾を食らわせ、吹き飛ばす。

「くっ……おのれ……！！」

「ジェイさんと村の皆、私自身の仇だ……！！」

『Exceed charge』

吹き飛ばされたシオマネキングがそう言いながら立ち上がるなか、夜見はそう言いながらラムダライフルから銃身を外してラムダポインターにし、ラムダフォンから引き抜いたミッションメモリーを挿し込み、右足に装着する。

「おのれおのれおのれえええぇぇぇーーーっ！！！」

バチバチッ！！ズオオオォォォーーーッ！！

シオマネキングはジェイにトドメを刺した巨大エネルギー刃の鋏で夜見を斬り裂こうとする。

「ハッ！！」

が、夜見はジャンプでそのエネルギー刃をかわしながらライダーキックの体制に入る。

「！？」

その瞬間、ラムダポインターから水色の円錐状のポインターが放たれ、シオマネキングを拘束する。

「はあああぁぁぁーーーっ！！」

「！？」

ドカァァァンッ！！

次の瞬間、夜見はそう言いながらラムダの必殺キック、“シアンスマッシュ”を食らわせる。

「ぐっ……あっ……」

カァァァ・・・パキキキキキ・・・ッ！！

食らったシオマネキングの身体から水色のΛの紋章が浮かぶなか、内部から凍っていく。

ドッカァァァンッ！！

完全に凍りつき、氷像となった後、シオマネキングは爆発し、消滅した。