「見つけたわ……」

「これって……」

「一体……」

その頃、進んだ先にあった『ある物』を見て、美琴が真剣な表情でそう言うなか、ノゾミとセッテは思わず言葉を失う。

ゴポポ・・・ッ！！

そこには巨大な培養槽の中に入った巨大な脳があった。

「巨大な……」

「脳……？」

「『外装代脳（エクステリア）』……はやてを無理やり絶対能力に進化させ、制御するための装置の一つよ……」

巨大な脳、『外装代脳』を見ながらそう言うノゾミとセッテに対し、美琴は真剣な表情でそう説明する。

「こいつを破壊すれば、彼女を元に戻すきっかけを作れるかもしれない……」

「！？だったら！！」

『キャモナ・シューティング・シェイクハンズ！！キャモナ・シューティング・シェイクハンズ！！』

『ソル！！シューティングストライク！！サンサン・・・サンサン・・・ッ！！』

「・・・“ライダーズアロー”・・・」

『Riders Arrow』

「“ソルツインバースト”！！」

「「・・・はぁっ！！」」

ズガガアアアァァァンッ！！

ズドオオオォォォンッ！！

バチチチチチチチィィィンッ！！

ノゾミは“ソルツインバースト”を、セッテは“ライダーズアロー”を、美琴は電撃を『外装代脳』に向けて、放つ。

パァァァ・・・

ズガアアアァァァンッ！！

「「「！？」」」

が、『外装代脳』の前に展開された“障壁”により、三人の攻撃は防がれる。

『Wornning!!Wornning!!』

『防衛システムヲ作動シマス。』

パァァァ・・・

「グオオオォォォーーーッ！！」

次の瞬間、そう言う機械音声と共に展開された魔法陣からラーヴァナが雄叫びを上げながら召喚される。

「「！？」」

「！？アラガミ！？」

召喚されてきたラーヴァナを見て、ノゾミとセッテは驚愕しながらも戦闘体制を取り、美琴も困惑の声を上げながらも戦闘体制を取る。

「上がお留守ですよ！！」

「「「！？」」」

ズドォォォンッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

そんななか、上から銀髪に帽子を被った女性がそう言いながら、舞い降りながらラーヴァナの首筋に赤い二世代型神機の刃を突き刺す。

「グオオオォォォーーーッ！！」

「くっ！！」

が、大したダメージではないからか、ラーヴァナはそう雄叫びを上げながら暴れ、女性を振り落とし、女性は華麗にノゾミ達の近くに着地する。

「やはり、この程度では大したダメージは与えられませんか。」

「！？あなた、アリサ！？」

「お久しぶりです。美琴先生。」

そう困惑の声を上げる美琴に対し、カオリの親友の一人である銀髪の女性、アリサ・イリーニチア・アミエーラは佑人が『消えた戦争』時代に入手したデータから造り出した武器、クレイドルを構えながらそう言う。

こうしてノゾミ、セッテ、美琴VSラーヴァナの戦いに現代の神機使い、アリサも参戦した。