「おまえ、私と同じ半妖だったのか？」

「……私は白蛇の妖怪と武人の間に生まれた……小さい頃に両親を亡くし、妖怪と半妖を忌み嫌う者達から迫害されていた時に上様に拾われたのだ……」

「そうだったのか……ッ！？」

『！？』

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ！！

そう尋ねる夜見に尚美がそう答えるなか、影虎が迎撃に向かわせたライオトルーパー部隊がショッカー側の援軍として駆けつけ、アクセレイガン・ガンモードで光弾を放ってくる。

「くっ……ライオトルーパー……ということは影虎って奴の手下かしら……ねっ！！」

バチチチチチチチィィィンッ！！

「「「「「ぐわあああぁぁぁっ！？」」」」」

ドッカァァァンッ！！

美琴はそう言いながら能力で電撃を放ち、五体のライオトルーパーを撃破する。

ザッ！！

「！？ジェイさん！？」

「………」

そんななか、ジェイが夜見の前に現れる。

「……ソーリー……」

パキィィィンッ！！

次の瞬間、ジェイはそう謝罪しながらオルフェノクとしての本来の姿、クロコダイルオルフェノク(凶暴態)へと変身する。

「！？」

ジェイがクロコダイルオルフェノクに変身したのに驚く夜見に対し、ジェイは巨大な剣、クロコダイルソードで斬りかかってくる。

ガキィィィンッ！！

「くっ……！！」

「！？フラン！！」

が、近くで戦っていたフランがすんでのところで割って入り、レーヴァティンでジェイのクロコダイルソードを受け止める。

「くっ……」ｶﾞｷｷ…

(剣が重い……！！)

「必殺！！“爆砕エルボー”！！」

ドカァァァンッ！！

「クッ！！」

フランがそう思いながら、苦悶の表情を浮かべながら受け止めるなか、近くで戦っていたシュガーは“爆砕エルボー”をジェイに食らわせ、吹き飛ばす。

「ッ……手加減したとはいえ、思いの外硬いな……大丈夫か？フラン。」

「えぇ。助かりました。シュガー。」

「ジェイさん……どうして……」

吹き飛ばした後、そう言うシュガーにフランがそう言うなか、夜見はクロコダイルオルフェノクに変身したジェイを見ながらそう困惑の声を上げる。

「チャコト妹紅サンヲ護ルニハコウスルシカナインダ……！！」

対するジェイはそう言いながら、クロコダイルソードを構えながら向かっていった。