吉良邸・・・

「はぁっ！！」

ズガガガガガァンッ！！

「「「「「イィーッ！？」」」」」

ドッカァァァンッ！！

その頃、セッテや吉宗達と共に吉良邸に乗り込み、ホープに変身したノゾミは右手のホープソードガン・ガンモードで五体のショッカー戦闘員を撃ち抜き、撃破する。

「グオオオォォォーーーッ！！」

「！？」

そんななか、自らの意思で人工オルフェノクになり、再調整の応用で子ども達のネットワークと一体化した、吉良配下の武人が変身したオウルオルフェノクが襲いかかってくる。

「妖術、弐の型、“大水蛇”！！」

「！？」

ズガアアアァァァンッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

ドッカァァァンッ！！

が、近くで戦っていた尚美が妖術で生み出した“水の大蛇”を食らわせ、撃破する。

「！？妖術！？あの人、妖怪だったんですか！？」

「違う。恐らくあいつは……」

「………」

「くっ！将軍に色仕掛けで取り入った薄汚い半妖が！！死ね！！」

尚美が妖術でオウルオルフェノクを撃破するのを見て、そう困惑の声を上げるフランに夜見がそう言うなか、吉良配下の武人が変身したアルマジロオルフェノクがそう言いながら剣で尚美に斬りかかってくる。

スゥ・・・

「！？」

が、その瞬間、尚美の姿が周りの景色に溶けるように消える。

「はぁっ！！」

「！？」

次の瞬間、自身のサイキック、『迷彩化』で姿を隠した尚美はそう言いながら右手のクナイで斬りかかる。

「くっ！！」

ガキィィィンッ！！

対するアルマジロオルフェノクは盾で尚美のクナイを受け止める。

「“鎧通し”！！」

ドカァァァンッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

が、尚美はそう言いながら空いていた左手で握り拳を作り、アルマジロオルフェノクの腹を思いきり殴る。

その衝撃は人工オルフェノクとしての“力”やネットワークによって強化されたサイキック、『肉体硬化』の防御力を通り越し、アルマジロオルフェノクの内臓に確実にダメージを与える。

「くっ……おのれ……！！」

尚美の相手の防御を貫通して衝撃を与える武術、“鎧通し”によってダメージを負ったアルマジロオルフェノクはそう言いながら剣を構える。

「妖術、弐の型、“風魔剣”。」

ビュオオオ・・・ッ！！

対する尚美はそう言いながら妖術で生み出した風をクナイに纏わせて“風の剣”を作り出し、構える。

「グオオオォォォーーーッ！！」

アルマジロオルフェノクはそう雄叫びを上げながら突っ込んでくる。

「………」

「！？」

ズバァァァンッ！！

が、尚美は焦ることなく“風魔剣”で一閃する。

ボォォォ・・・ッ！！サァァァ・・・

次の瞬間、アルマジロオルフェノクは青い炎を上げながら灰化した。