武人の国
「よし!改めて、これからよろしくな!!相棒!!」
『It's very nice too meet you too. Master .』
「それじゃあ、行ってくる!!」
「?行くって何処に?」
「吉良っていう怪しい士官の所だ!!相棒も戻ってきたし、俺が潜入してはやてや子ども達を救い出してくる!!!」
首を傾げながらそう尋ねる美琴にそう答えながらデュオは吉良邸に乗り込みに行こうとする。
「待たんか!!このうつけ者が!!!」
「いてっ!?」
が、ディアーチェがそう言いながら髪を引っ張り、制止する。
「貴様は阿呆か!?如何に多才能力とやらに対抗できる“力”を手に入れたと言うてもきちんとものにしなければ使えるものも使えん!!殺られるのがオチだということがわからぬか!?このうつけ!!!」
「大丈夫です!!フォーミュラシステムの使い方等は私がきちんと指導します!!短期間ですが、気合いと根性があれば、どうにかなります!!KKGです!!!」
「そういう訳だから、デュオはアミタからフォーミュラシステムの使い方を学んできなさい。アミタ。頼んだわよ。」
「お任せください!!佳奈多さん!!」
そうしてアミタはデュオを連れて出ていく。
「まったく……」
「デュオは一体どうしたんだ?妙に焦っている様子だったが……」
「佳奈多さん。何か心当たりは?」
アミタがデュオを連れて出ていった後、ディアーチェが腕を組みながらそう言い、龍斗が首を傾げながらそう言うなか、美琴はそう尋ねる。
「……多分、責任を感じているのよ。はやてが拐われる際、一緒にいて影虎やショッカーと戦っていたのは彼だったから。それにデュオははやてとはヒナタの次に仲が良かったから。」
「そうだったんですか。」
「佳奈多相談役。小鴉が狙われ、拐われた理由はやはり……」
「……その様子だとあなたも気付いているのね。ディアーチェ……」
「無論だ。我もアレの一部だったのだ。気付かぬ訳あるまい。」
「?佳奈多さん。ディアーチェさん。アレって何のことですか?」
「「?」」
意味深な表情でそう話す佳奈多とディアーチェに対し、美琴は首を傾げながらそう尋ね、龍斗と早苗も首を傾げる。
「……かつて、『夜天の魔導書』が『闇の書』と呼ばれることになった原因であり、小鴉と初代融合騎、リィンフォース・アインスを侵食し、暴走させた『闇の書の闇』……」
「その欠片が今も尚、はやての中に残っているのよ。」
対するディアーチェと佳奈多は真剣な表情でそう説明する。
「『闇の書の闇』って『闇の書事件』で完全に切り離した筈じゃ……」
「なのは……」
そんななか、聞き込み調査とはやての捜索に行っていたなのはがそう言いながらノゾミやシャトラ達と共に戻ってくる。
「佳奈多さん。ディアーチェ。今の話は本当なんですか?」
「えぇ。この前、『Xマジンラー』がはやてを狙った理由を探るために『希望島』で検査した時にわかったことよ。」
「でも、『闇の書の闇』は『闇の書事件』ではやてちゃんが自分とアインスから切り離して、私やフェイトちゃん、ヴィータちゃん達と協力して消滅させた筈。なんで……」
「完全に全部は切り離すことは出来なかったのよ。ほんの僅かな欠片がはやての残ってしまっていたの。」
「まぁ、以前のように侵食されることはないだろうがな。」
「所謂後遺症ってやつよ。」
「あの。佳奈多さん。私、その『闇の書の闇』について、あまりよく知らないんですが……」
「あぁ、そういえば、この場には『闇の書の闇』について、知らない人が多かったわね。」
佳奈多はそう言いながら美琴やノゾミ達に対し、『闇の書の闇』、並びに『闇の書事件』や『闇の欠片事件』について、説明する。
その後、佳奈多達は改めて情報を整理した。
『
「それじゃあ、行ってくる!!」
「?行くって何処に?」
「吉良っていう怪しい士官の所だ!!相棒も戻ってきたし、俺が潜入してはやてや子ども達を救い出してくる!!!」
首を傾げながらそう尋ねる美琴にそう答えながらデュオは吉良邸に乗り込みに行こうとする。
「待たんか!!このうつけ者が!!!」
「いてっ!?」
が、ディアーチェがそう言いながら髪を引っ張り、制止する。
「貴様は阿呆か!?如何に多才能力とやらに対抗できる“力”を手に入れたと言うてもきちんとものにしなければ使えるものも使えん!!殺られるのがオチだということがわからぬか!?このうつけ!!!」
「大丈夫です!!フォーミュラシステムの使い方等は私がきちんと指導します!!短期間ですが、気合いと根性があれば、どうにかなります!!KKGです!!!」
「そういう訳だから、デュオはアミタからフォーミュラシステムの使い方を学んできなさい。アミタ。頼んだわよ。」
「お任せください!!佳奈多さん!!」
そうしてアミタはデュオを連れて出ていく。
「まったく……」
「デュオは一体どうしたんだ?妙に焦っている様子だったが……」
「佳奈多さん。何か心当たりは?」
アミタがデュオを連れて出ていった後、ディアーチェが腕を組みながらそう言い、龍斗が首を傾げながらそう言うなか、美琴はそう尋ねる。
「……多分、責任を感じているのよ。はやてが拐われる際、一緒にいて影虎やショッカーと戦っていたのは彼だったから。それにデュオははやてとはヒナタの次に仲が良かったから。」
「そうだったんですか。」
「佳奈多相談役。小鴉が狙われ、拐われた理由はやはり……」
「……その様子だとあなたも気付いているのね。ディアーチェ……」
「無論だ。我もアレの一部だったのだ。気付かぬ訳あるまい。」
「?佳奈多さん。ディアーチェさん。アレって何のことですか?」
「「?」」
意味深な表情でそう話す佳奈多とディアーチェに対し、美琴は首を傾げながらそう尋ね、龍斗と早苗も首を傾げる。
「……かつて、『夜天の魔導書』が『闇の書』と呼ばれることになった原因であり、小鴉と初代融合騎、リィンフォース・アインスを侵食し、暴走させた『闇の書の闇』……」
「その欠片が今も尚、はやての中に残っているのよ。」
対するディアーチェと佳奈多は真剣な表情でそう説明する。
「『闇の書の闇』って『闇の書事件』で完全に切り離した筈じゃ……」
「なのは……」
そんななか、聞き込み調査とはやての捜索に行っていたなのはがそう言いながらノゾミやシャトラ達と共に戻ってくる。
「佳奈多さん。ディアーチェ。今の話は本当なんですか?」
「えぇ。この前、『Xマジンラー』がはやてを狙った理由を探るために『希望島』で検査した時にわかったことよ。」
「でも、『闇の書の闇』は『闇の書事件』ではやてちゃんが自分とアインスから切り離して、私やフェイトちゃん、ヴィータちゃん達と協力して消滅させた筈。なんで……」
「完全に全部は切り離すことは出来なかったのよ。ほんの僅かな欠片がはやての残ってしまっていたの。」
「まぁ、以前のように侵食されることはないだろうがな。」
「所謂後遺症ってやつよ。」
「あの。佳奈多さん。私、その『闇の書の闇』について、あまりよく知らないんですが……」
「あぁ、そういえば、この場には『闇の書の闇』について、知らない人が多かったわね。」
佳奈多はそう言いながら美琴やノゾミ達に対し、『闇の書の闇』、並びに『闇の書事件』や『闇の欠片事件』について、説明する。
その後、佳奈多達は改めて情報を整理した。