武人の国
城前・・・
「わかってはいたけど、やっぱり江戸のお城みたいなのね。」
「美琴さん。アミタさん。ディアーチェさん。龍斗さん。こちらです。」
城に到着した後、見上げながら美琴がそう言うなか、早苗はそう言いながら四人と共に城へと入る。
城内・・・
「佳奈多さん。上条美琴さんとアミティエ・フローリアンさん、ロード・ディアーチェさんとリヒテル・S・D・ソキアさんが到着しました。」
「入ってもらって。」
その後、捜査本部として割り当てられた部屋まで案内した後、早苗は障子越しに中にいる佳奈多にそう伝え、中にいる佳奈多はそう返事をする。
「失礼します。」
「お久しぶりです。佳奈多さん。」
「お久しぶりです。」
「久しぶりだな。佳奈多相談役。」
「えぇ。久しぶりね。美琴。アミタ。ディアーチェ。それにリヒテルさんも『G4事件』以来ですね。」
「そうだな。で、捜査していて大丈夫なのか?」
美琴、アミタ、ディアーチェの三人にそう言った後、そう話しかける佳奈多に対し、龍斗は(主に精神面について)そう尋ねる。
「はい。大事な娘が拐われて危険な状況だって時に親の私がビクビクと震えている訳にはいきません。」
「そうか……」
「それで拐われた小鴉の安否とかは大丈夫なのか?」
対する佳奈多がそう答えるなか、ディアーチェははやての安否について、そう尋ねる。
「(フルフル)残念ながらまだ安否確認は取れてないわ。でも、はやての魔力量や以前、はやてを狙った『Xマジンラー』の科学者がショッカーと組んでいることから考えて、生きている可能性は高いと踏んではいるけど……」
「……そうか……」
「その科学者が今回の事件の大元の黒幕なんですよね?」
「えぇ。拐ったサイキック持ちの子ども達を人工オルフェノクに変えただけでなく、再調整の応用で脳波のネットワークを構築し、そのネットワークを利用して多才能力を獲得したマッドサイエンティストよ。」
影虎について、そう尋ねる美琴に対し、佳奈多は真剣な表情でそう答える。
「ッ……」
「美琴。脳波のネットワークや対多才能力戦についてはあなた以上に詳しい人間はいないわ。だから……」
「わかっています。その時は私もできることはします。」
真剣な表情でそう言う佳奈多に対し、美琴は真剣な表情でそう言う。
ドドドドド・・・ッ!!
「俺の相棒が届いたって本当か!?」
そんななか、一旦は預けた自身の相棒、デスサイズが美琴達と共に届いた報せを受けたデュオがそう言いながら、慌てた様子で入ってくる。
「は?」ピタッ!!
「む?」
が、はやてとほぼ瓜二つなディアーチェを見た瞬間、思わず固まってしまう。
「………」ジィー
「な、なんだ?」
「………」ジィー
「……えぇいっ!!あまり我をジロジロと見るでない!!無礼者がっ!!!」
「……なぁ。このはやてのそっくりさんは誰だ?はやての姉さんか?」
「んなことがあってたまるか!!おぞましい!!我は闇統べる王、ロード・ディアーチェ!!我のこの姿は小鴉のを少しばかし借りているだけだ!!」
「………」
(うん。少なくとも、はやてとは別人だってことはよくわかった……あいつならこんなイタい台詞は言わねぇ……)
憤慨しながらそう自己紹介するディアーチェに対し、デュオは何とも言えない表情で見ながらそう思う。
「はじめまして。デュオ・マックスウェルさん。」
「あ?あんたは確か、『エルトリア』のフローリアン研究所の所長、アミティエ・フローリアンだったか……」
「はい。あなたのことはヒナタさんから存じてます。それと……」
『It's been long time. Master .』
「!?相棒!!」
アミタはそう言いながらデスサイズをデュオに返却する。
「?改修したからか、なんか輝きが前と違うような……」
「えぇ。多才能力との戦闘経験のある美琴さんも加わった監修のもと、その子には私とディアーチェが暮らす『エルトリア』の技術、フォーミュラシステムが新たに組み込まれています。」
『Threeby, I won ability to oppose multiskills .』
以前と違って輝きが増した相棒を見ながら、首を傾げながらそう言うデュオに対し、アミタとデスサイズはそう説明する。
『I also got a new name for me .』
「?新しい名前?」
『My name is Deathscythe nether.』
「デスサイズ・ネザー………」
「わかってはいたけど、やっぱり江戸のお城みたいなのね。」
「美琴さん。アミタさん。ディアーチェさん。龍斗さん。こちらです。」
城に到着した後、見上げながら美琴がそう言うなか、早苗はそう言いながら四人と共に城へと入る。
城内・・・
「佳奈多さん。上条美琴さんとアミティエ・フローリアンさん、ロード・ディアーチェさんとリヒテル・S・D・ソキアさんが到着しました。」
「入ってもらって。」
その後、捜査本部として割り当てられた部屋まで案内した後、早苗は障子越しに中にいる佳奈多にそう伝え、中にいる佳奈多はそう返事をする。
「失礼します。」
「お久しぶりです。佳奈多さん。」
「お久しぶりです。」
「久しぶりだな。佳奈多相談役。」
「えぇ。久しぶりね。美琴。アミタ。ディアーチェ。それにリヒテルさんも『G4事件』以来ですね。」
「そうだな。で、捜査していて大丈夫なのか?」
美琴、アミタ、ディアーチェの三人にそう言った後、そう話しかける佳奈多に対し、龍斗は(主に精神面について)そう尋ねる。
「はい。大事な娘が拐われて危険な状況だって時に親の私がビクビクと震えている訳にはいきません。」
「そうか……」
「それで拐われた小鴉の安否とかは大丈夫なのか?」
対する佳奈多がそう答えるなか、ディアーチェははやての安否について、そう尋ねる。
「(フルフル)残念ながらまだ安否確認は取れてないわ。でも、はやての魔力量や以前、はやてを狙った『Xマジンラー』の科学者がショッカーと組んでいることから考えて、生きている可能性は高いと踏んではいるけど……」
「……そうか……」
「その科学者が今回の事件の大元の黒幕なんですよね?」
「えぇ。拐ったサイキック持ちの子ども達を人工オルフェノクに変えただけでなく、再調整の応用で脳波のネットワークを構築し、そのネットワークを利用して多才能力を獲得したマッドサイエンティストよ。」
影虎について、そう尋ねる美琴に対し、佳奈多は真剣な表情でそう答える。
「ッ……」
「美琴。脳波のネットワークや対多才能力戦についてはあなた以上に詳しい人間はいないわ。だから……」
「わかっています。その時は私もできることはします。」
真剣な表情でそう言う佳奈多に対し、美琴は真剣な表情でそう言う。
ドドドドド・・・ッ!!
「俺の相棒が届いたって本当か!?」
そんななか、一旦は預けた自身の相棒、デスサイズが美琴達と共に届いた報せを受けたデュオがそう言いながら、慌てた様子で入ってくる。
「は?」ピタッ!!
「む?」
が、はやてとほぼ瓜二つなディアーチェを見た瞬間、思わず固まってしまう。
「………」ジィー
「な、なんだ?」
「………」ジィー
「……えぇいっ!!あまり我をジロジロと見るでない!!無礼者がっ!!!」
「……なぁ。このはやてのそっくりさんは誰だ?はやての姉さんか?」
「んなことがあってたまるか!!おぞましい!!我は闇統べる王、ロード・ディアーチェ!!我のこの姿は小鴉のを少しばかし借りているだけだ!!」
「………」
(うん。少なくとも、はやてとは別人だってことはよくわかった……あいつならこんなイタい台詞は言わねぇ……)
憤慨しながらそう自己紹介するディアーチェに対し、デュオは何とも言えない表情で見ながらそう思う。
「はじめまして。デュオ・マックスウェルさん。」
「あ?あんたは確か、『エルトリア』のフローリアン研究所の所長、アミティエ・フローリアンだったか……」
「はい。あなたのことはヒナタさんから存じてます。それと……」
『
「!?相棒!!」
アミタはそう言いながらデスサイズをデュオに返却する。
「?改修したからか、なんか輝きが前と違うような……」
「えぇ。多才能力との戦闘経験のある美琴さんも加わった監修のもと、その子には私とディアーチェが暮らす『エルトリア』の技術、フォーミュラシステムが新たに組み込まれています。」
『
以前と違って輝きが増した相棒を見ながら、首を傾げながらそう言うデュオに対し、アミタとデスサイズはそう説明する。
『
「?新しい名前?」
『My name is Deathscythe nether.』
「デスサイズ・ネザー………」