その後、私はお父さんにお母さんと彩夏さん、夢羽さん、ツバキ、サクヤ、桔梗、ヴィヴィオ叔母さんを呼んでもらい、依頼を終えた直後、襲撃してきた『Ｘマジンラー』からの刺客の怪人達のことを伝えた。

「なるほど。『Ｘマジンラー』……か……」

「うん。」

「どうやら何者かが『マジンラー』の残党達に“力”を与え、新たな組織として復活させたらしい。」

私の話を聞いた後、そう呟くお父さんに対し、私がそう言うなか、阿号がそう説明してくれる。

「先程のリヒテル達の話から考えて、奴らの目的は恐らくこの世界も含む全次元世界の支配と見て、間違いないだろう。」

「……わかった。とりあえずこのことは僕の方から一也とミィーナ……現アトラン王国国王と現ゴリアテ帝国皇帝に伝えておくよ……そうした方がいざという時、連携が取りやすいと思うし……」

「学園には私の方からそれとなく伝えておくよ。兄さん。」

真剣な表情でそう言う阿号の説明を聞いた後、お父さんとヴィヴィオ叔母さんが真剣な表情でそう言う。

「？学園？」

「あぁ、ヴィヴィオは今、ノゾミも通っている『フォールテ学園』で先生をしてるんですよ。」

「因みに私のクラスの担任でもあります。」

ヴィヴィオ叔母さんが言った『学園』という単語に首を傾げながらそう言うリヒテルさんに対し、お父さんと私がそう説明する。

「なるほど………」

「因みに私は今は仮面ライダーでもありますから、もし、学園に『Ｘマジンラー』の怪人達が現れたら、私が生徒達を守ります。」

そんなお父さんと私の説明を聞いて、そう言いながら納得するリヒテルさんに対し、ヴィヴィオ叔母さんは笑顔でそう言う。

「？仮面ライダー？ヴィヴィオが？」

「はい。１２年前、彩夏姉さんと夢羽姉さんに変身ツールを作ってもらったので。」

「イェイ(・∀・)v♪」

「……ぶい。」

首を傾げながらそう尋ねるリヒテルさんに対し、ヴィヴィオ叔母さんはそう答え、彩夏さんと夢羽さんはＶサインしながらそう言う。

「……初めて会った時は結構小さかったのに……立派になったもんだな………」

「フフフ……ありがとうございます。」

「マスター。私はムイ達と協力して、『Ｘマジンラー』に関する情報を集めます。」

「あぁ、頼んだよ。ツバキ。」

「それで、リヒテルさん達はどれくらいこちらに滞在するんですか？」

リヒテルさんとヴィヴィオ叔母さん、ツバキとお父さんがそう話をするなか、お母さんがそうリヒテルさん達に尋ねた。