呪われし鎧とライダーになろうとする少女
♪~♪~
フェイトがそう宣言した瞬間、聖遺物、『天羽々斬』と融合したバルディッシュから曲が流れ出す。
フェイトは今、NSによる進化の一種である『クロスユニゾン』を成し遂げ、別世界の自分である『風鳴翼』との融合を果たした。
『(Ya-Haiya-セツナヒビク Ya-Haiya-ムジョウヘ)
(Ya-Haiya-Haiy-Haiya-ie チカラヨカエラン)
(Ya-Haiya-Haiy-Haiya-ie アメノハバキリ yae-)』
「『颯 を射る如き刃 麗しきは千の花』」
「『宵に煌めいた残月 哀しみよ浄土に還りなさい・・・永久 に』」
ドンッ!!
「!?」
歌いながらフェイトはフロンタルに接近し、刀を振るう。
その速度は以前よりも速く、剣筋も鋭く洗練されている。
「くっ!!」
フロンタルは刀を弾き飛ばそうとヒートロッドをしならせる。
「せいっ!!」
スパァンッ!!
「なにっ!?」
が、フェイトの振るった一閃はシナンデュエピオンのヒートロッドを容易く斬り裂く。
「えぇぇいっ!!」
「『衝突に吠え立つ修羅 いっそ徒然と雫を拭って』」
「『思い出も誇りも一振りの雷鳴へと』」
ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!
フロンタルはビームソードで斬りかかる。
が、尽く受け止められ、或いは往なされる。
ガキィィィンッ!!
「くっ!?」
今度はフロンタルが弾き飛ばされ、後退させられる。
パキィィィンッ!!
「!?」
その直後、フェイトは“レストリクトロック”でフロンタルを拘束する。
「我が剣を受けてみよ!!」
「『去りなさい!!無想に猛る炎 神楽の風に滅し散華せよ』」
ズオオオォォォッ!!
刀の刃が巨大化し、大剣へと変化する。
フェイトは高く飛び上がり、それを振り下ろす。
ズバアアアァァァンッ!!
すると次の瞬間、金色の雷を纏った蒼いエネルギー刃が放たれる。
『蒼金の一閃』
「くっ!!」
フロンタルはなんとか“レストリクトロック”を破り、シールドで『蒼金の一閃』を受け止めようとする。
ズバアアアァァァンッ!!
が、『蒼金の一閃』はシールドさえも斬り裂く。
「くぅぅぅっ!!」
シールドも斬り裂かれ、そう言うフロンタルに対し、フェイトはさらに肉簿し、刀を振るう。
「『闇を裂け 酔狂のいろは唄よ 凛と愛を翳して』」
「『いざ往かん・・・心に満ちた決意 真なる勇気胸に問いて』」
パァァァ・・・
フェイトの腰に白いリボンのような翼が形成され、両足裏には長大なブレードが展開され、刀ももう一本握られ、二刀になる。
ズバァァァンッ!!
フェイトは高く舞い上がり、足を揃えた状態で一回転して両足裏のブレードから斬撃を飛ばす。
ズバァァァンッ!!
「ぐぅぅぅっ!?」
それにより、シナンデュエピオンの肩部装甲を斬り裂かれ、フロンタルが怯んでいる隙にフェイトは背後に回り込む。
「「『嗚呼絆に すべてを賭した閃光の剣よ』」」
「!?」
ズババァァァンッ!!
フロンタルが振り返った瞬間、フェイトは両手の刀で先程の斬撃をクロスするように放ち、シナンデュエピオンを斬り裂く。
『断空の煌刃』
「ぐう……っ!?仕方ない……!!」
カアアアァァァッ!!
「むっ!?」
「スタングレネード……!?」
装備に大ダメージを受けたフロンタルは状況不利と判断し、スタングレネードを使ってフェイトの視界を白に染める。
その隙にフロンタルは施設から脱出した。
「ッ……逃げられたか……」
「追撃はしなくて良いよ。それよりも急とはいえ、これからよろしくね。翼。」
「こちらこそ、よろしく頼む。フェイト。」
こうしてフェイトは新たな“力”と仲間を得たのだった。
フェイトがそう宣言した瞬間、聖遺物、『天羽々斬』と融合したバルディッシュから曲が流れ出す。
フェイトは今、NSによる進化の一種である『クロスユニゾン』を成し遂げ、別世界の自分である『風鳴翼』との融合を果たした。
『(Ya-Haiya-セツナヒビク Ya-Haiya-ムジョウヘ)
(Ya-Haiya-Haiy-Haiya-ie チカラヨカエラン)
(Ya-Haiya-Haiy-Haiya-ie アメノハバキリ yae-)』
「『
「『宵に煌めいた残月 哀しみよ浄土に還りなさい・・・
ドンッ!!
「!?」
歌いながらフェイトはフロンタルに接近し、刀を振るう。
その速度は以前よりも速く、剣筋も鋭く洗練されている。
「くっ!!」
フロンタルは刀を弾き飛ばそうとヒートロッドをしならせる。
「せいっ!!」
スパァンッ!!
「なにっ!?」
が、フェイトの振るった一閃はシナンデュエピオンのヒートロッドを容易く斬り裂く。
「えぇぇいっ!!」
「『衝突に吠え立つ修羅 いっそ徒然と雫を拭って』」
「『思い出も誇りも一振りの雷鳴へと』」
ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!
フロンタルはビームソードで斬りかかる。
が、尽く受け止められ、或いは往なされる。
ガキィィィンッ!!
「くっ!?」
今度はフロンタルが弾き飛ばされ、後退させられる。
パキィィィンッ!!
「!?」
その直後、フェイトは“レストリクトロック”でフロンタルを拘束する。
「我が剣を受けてみよ!!」
「『去りなさい!!無想に猛る炎 神楽の風に滅し散華せよ』」
ズオオオォォォッ!!
刀の刃が巨大化し、大剣へと変化する。
フェイトは高く飛び上がり、それを振り下ろす。
ズバアアアァァァンッ!!
すると次の瞬間、金色の雷を纏った蒼いエネルギー刃が放たれる。
『蒼金の一閃』
「くっ!!」
フロンタルはなんとか“レストリクトロック”を破り、シールドで『蒼金の一閃』を受け止めようとする。
ズバアアアァァァンッ!!
が、『蒼金の一閃』はシールドさえも斬り裂く。
「くぅぅぅっ!!」
シールドも斬り裂かれ、そう言うフロンタルに対し、フェイトはさらに肉簿し、刀を振るう。
「『闇を裂け 酔狂のいろは唄よ 凛と愛を翳して』」
「『いざ往かん・・・心に満ちた決意 真なる勇気胸に問いて』」
パァァァ・・・
フェイトの腰に白いリボンのような翼が形成され、両足裏には長大なブレードが展開され、刀ももう一本握られ、二刀になる。
ズバァァァンッ!!
フェイトは高く舞い上がり、足を揃えた状態で一回転して両足裏のブレードから斬撃を飛ばす。
ズバァァァンッ!!
「ぐぅぅぅっ!?」
それにより、シナンデュエピオンの肩部装甲を斬り裂かれ、フロンタルが怯んでいる隙にフェイトは背後に回り込む。
「「『嗚呼絆に すべてを賭した閃光の剣よ』」」
「!?」
ズババァァァンッ!!
フロンタルが振り返った瞬間、フェイトは両手の刀で先程の斬撃をクロスするように放ち、シナンデュエピオンを斬り裂く。
『断空の煌刃』
「ぐう……っ!?仕方ない……!!」
カアアアァァァッ!!
「むっ!?」
「スタングレネード……!?」
装備に大ダメージを受けたフロンタルは状況不利と判断し、スタングレネードを使ってフェイトの視界を白に染める。
その隙にフロンタルは施設から脱出した。
「ッ……逃げられたか……」
「追撃はしなくて良いよ。それよりも急とはいえ、これからよろしくね。翼。」
「こちらこそ、よろしく頼む。フェイト。」
こうしてフェイトは新たな“力”と仲間を得たのだった。