呪われし鎧とライダーになろうとする少女

研究施設前・・・

「?ハードガーディアン達の動きが止まった?」

その頃、ニア・アダムス達と共にスバル達と戦っていたハードガーディアン達がメインコンピュータールームが爆破された影響を受け、機能停止する。

「事情はわからないが、ハードガーディアンが止まって残りは三十体のニア・アダムスか……」

「エリオ!!キャロ!!合わせ技で決めるよ!!」

レフトが冷静に状況を分析するなか、スバルはそう言いながらドライバーのレバーを下ろす。

『スクラップブレイク!!』

「「はい!!」」

ガシャコンガシャコンッ!!

対する二人はそう言いながら、エリオはストラーダのカートリッジをロードしながらランスラウザーにマイティインパクトのラウズカードをラウズし、キャロはドライバーのレバーを回す。

『Ready・・・Go!!』

「「……はぁっ!!」」

先ずはスバルとエリオが前後に重なるように跳び上がる。

そして、エリオは両足の裏を後ろにいるスバルに向け、ストラーダとランスラウザーの切っ先をニア・アダムス達に向けて構える。

「いくよ!!エリオ!!」

「はい!!」

「はぁっ!!」

ドカァァァンッ!!

スバルはそう言いながら、エリオの足裏に合わせるように蹴りを放つ。

ゴオオオォォォッ!!

その瞬間、スバルからエリオにエネルギーが譲渡され、青い竜のようなオーラがエリオを包み込む。

『ボルケニックフィニッシュ!!』

ボオオオォォォッ!!

そんななか、キャロの右拳に青白い炎が、左拳に赤黒い炎が纏われる。

「エリオ君!!」

ボオオオォォォッ!!

キャロはそう言いながら炎をエリオに向けて放ち、青白い炎はストラーダに、赤黒い炎はランスラウザーに纏われ、二人から想いと共にエネルギーを受け取ったエリオはニア・アダムス達に向かって突き進む。

「「「“ボルケニックブレイクインパクト”!!」」」

ズドォォォンッ!!

次の瞬間、スバルとキャロと一緒にそう言いながらエリオは一体のニア・アダムスを貫き、

ズッガアアアァァァンッ!!

自分に集約された三人分のエネルギーを拡散させ、残りのニア・アダムスを全滅させた。
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