呪われし鎧とライダーになろうとする少女
ティアナVSヒューイ・・・
ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!
「はぁ……はぁ……」
「………」
G3-Xに変身したティアナとレジェンドG4に変身したヒューイはハルバートモードのクロスミラージュとビームジャベリンで激しく斬り結ぶ。
が、性能と経験の差からか、ティアナの方が防戦一方になる。
(くっ……流石は前衛の騎士として兄さんと長年、コンビを組んでいたヒューイさん……剣の重さと速さが私なんかとは全然違う……!!)
「どうした?ティアナ。おまえの生を背負った正義はその程度なのか!?」
「くっ!はあああぁぁぁっ!!」
ガガガガガァンッ!!
「ッ!?」
ティアナはリサや佳奈多との鍛練で身につけたラッシュを叩き込み、ヒューイの体制を少しばかし崩すことに成功する。
(!ヒューイさんの体制が崩れた!今がチャンス!!)
「“トリプル・スラスト”!!」
ティアナはそう言いながらクロスミラージュにオレンジの魔力を纏わせ、佳奈多やリサから教わった槍のソードスキル、“トリプル・スラスト”を放とうとする。
「甘いな。ティアナ。」スッ
対するヒューイはすぐさま体制を立て直しながらビームジャベリンを前方に立てる。
パァァァ・・・
すると、ビームジャベリンの刃の色が赤に近いオレンジに変わっていく。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「“スパイラル・ゲート”。」
「!?」
ガキキキィンッ!!ズドォォォンッ!!
次の瞬間、ヒューイは槍のソードスキル、“スパイラル・ゲート”を使い、ティアナが放った三連続の突きを叩き落としながらカウンターで強力な突きをティアナの左肩に食らわす。
「あぁっ!?……くっ!!」
ズドドドドドドドドッ!!
カウンターで左肩を突かれ、吹き飛ばされた後、ティアナはクロスミラージュを二丁流のガンモードに変え、魔力弾を放つ。
パァァァ・・・ズガガガガガガガガァンッ!!
が、ヒューイは左手の甲のビームシールド発生装置で発生させたビームシールドで防ぎ、
「ハッ!!」
ズガァンッ!!
「あっ!?」
右手の甲のビームシールド発生装置からビームを放ち、ティアナの仮面の右側に命中させる。
「くっ……!!」
ヒューイが放ったビームにより、仮面の右側が砕けるなか、ティアナはクロスミラージュを構え直す。
「遅い。」
「!?」
「“ホリゾンタル・スクエア”。」
ズババババァァァンッ!!
が、ティアナが魔力弾を放つ前に肉簿してきたヒューイはそう言いながら四連続の斬撃を浴びせるソードスキル、“ホリゾンタル・スクエア”を食らわせる。
「がはっ!?」
「フッ!!」ガシッ!!
「!?」
“ホリゾンタル・スクエア”を食らわせた後、ヒューイは流れるようにティアナの首を掴み、絞め上げる。
グググ・・・ッ!!
「がっ……はぁ……」
「………」
「!?ティアナ!!」
「ティアナさん!!」
アギトとイージスに変身し、近くで戦っていたなのはとセッテはそう言いながら助太刀に入ろうとする。
が、ニア・アダムスやハードガーディアン達によって行く手を阻まれる。
(マズい……意識……が……)
そんななか、ティアナの意識が遠退いていく。
『“ヴァリアブルバレット”。』
「「!?」」
ズガァンッ!!
「ぐはっ!?」
ドサッ!!
「ぐっ!?……ゲホッ!!ゲホッ!!」
が、次の瞬間、クロスミラージュがそう言いながら“ヴァリアブルバレット”をヒューイに食らわせる。
それによってヒューイはティアナの首を絞め上げていた手を離しながら数歩、後退る。
「くっ……クロスミラージュ……」
『マスター。性能の関係上、G3-XはG4には敵いません。』
「ッ……」
『ですが、それは『仮面ライダーG3-X』としてはの話です。』
「!?」
『マスター。『仮面ライダーG3-X』としてではなく、一人の人間として、『ティアナ・ランスター』として一緒に戦ってください。そうすれば、G4を止められます。』
「……そうね……なのはさん達と同じ仮面ライダーになれたことに少しばかし浮かれてたのかもね……」
「!?」
ティアナはそう言いながら自ら仮面を外し、素顔を晒す。
「どういうつもりだ!?」
「ヒューイさん。ここから私は『仮面ライダーG3-X』としてはなく、一人の人間として……『ティアナ・ランスター』として戦います。」
「……デバイスのAIにほだされて血迷ったか……」
「……クロスミラージュに言われて、思い出したんです……昔、兄さんが言ってたことを……」
「なに?」
「『頑張っても人間 は何時か死ぬ。だからこそ、精一杯生きて、次の人間に想いと未来を託す。そうやって命は繋がっていくんだ。』って……私は兄さんの言葉が正しいと信じ、それが素晴らしいものだと信じたい……」
「!ティーダ……」
そんなティアナの言葉を聞き、ヒューイはティーダとの最期の会話を思い出す。
(あいつはあの時、俺にティアナのことを……!?)
同時にヒューイはティーダが託そうとしていたのは『命を投げ打った正義』の信念ではなく、たった一人の妹であるティアナのことだと気付く。
「……もう……遅いんだよ!!」
「!?」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
が、もう後戻りはできないと悟ったヒューイはそう言いながら、ビームライフルで二十弾のビーム弾を放ってきた。
ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!
「はぁ……はぁ……」
「………」
G3-Xに変身したティアナとレジェンドG4に変身したヒューイはハルバートモードのクロスミラージュとビームジャベリンで激しく斬り結ぶ。
が、性能と経験の差からか、ティアナの方が防戦一方になる。
(くっ……流石は前衛の騎士として兄さんと長年、コンビを組んでいたヒューイさん……剣の重さと速さが私なんかとは全然違う……!!)
「どうした?ティアナ。おまえの生を背負った正義はその程度なのか!?」
「くっ!はあああぁぁぁっ!!」
ガガガガガァンッ!!
「ッ!?」
ティアナはリサや佳奈多との鍛練で身につけたラッシュを叩き込み、ヒューイの体制を少しばかし崩すことに成功する。
(!ヒューイさんの体制が崩れた!今がチャンス!!)
「“トリプル・スラスト”!!」
ティアナはそう言いながらクロスミラージュにオレンジの魔力を纏わせ、佳奈多やリサから教わった槍のソードスキル、“トリプル・スラスト”を放とうとする。
「甘いな。ティアナ。」スッ
対するヒューイはすぐさま体制を立て直しながらビームジャベリンを前方に立てる。
パァァァ・・・
すると、ビームジャベリンの刃の色が赤に近いオレンジに変わっていく。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「“スパイラル・ゲート”。」
「!?」
ガキキキィンッ!!ズドォォォンッ!!
次の瞬間、ヒューイは槍のソードスキル、“スパイラル・ゲート”を使い、ティアナが放った三連続の突きを叩き落としながらカウンターで強力な突きをティアナの左肩に食らわす。
「あぁっ!?……くっ!!」
ズドドドドドドドドッ!!
カウンターで左肩を突かれ、吹き飛ばされた後、ティアナはクロスミラージュを二丁流のガンモードに変え、魔力弾を放つ。
パァァァ・・・ズガガガガガガガガァンッ!!
が、ヒューイは左手の甲のビームシールド発生装置で発生させたビームシールドで防ぎ、
「ハッ!!」
ズガァンッ!!
「あっ!?」
右手の甲のビームシールド発生装置からビームを放ち、ティアナの仮面の右側に命中させる。
「くっ……!!」
ヒューイが放ったビームにより、仮面の右側が砕けるなか、ティアナはクロスミラージュを構え直す。
「遅い。」
「!?」
「“ホリゾンタル・スクエア”。」
ズババババァァァンッ!!
が、ティアナが魔力弾を放つ前に肉簿してきたヒューイはそう言いながら四連続の斬撃を浴びせるソードスキル、“ホリゾンタル・スクエア”を食らわせる。
「がはっ!?」
「フッ!!」ガシッ!!
「!?」
“ホリゾンタル・スクエア”を食らわせた後、ヒューイは流れるようにティアナの首を掴み、絞め上げる。
グググ・・・ッ!!
「がっ……はぁ……」
「………」
「!?ティアナ!!」
「ティアナさん!!」
アギトとイージスに変身し、近くで戦っていたなのはとセッテはそう言いながら助太刀に入ろうとする。
が、ニア・アダムスやハードガーディアン達によって行く手を阻まれる。
(マズい……意識……が……)
そんななか、ティアナの意識が遠退いていく。
『“ヴァリアブルバレット”。』
「「!?」」
ズガァンッ!!
「ぐはっ!?」
ドサッ!!
「ぐっ!?……ゲホッ!!ゲホッ!!」
が、次の瞬間、クロスミラージュがそう言いながら“ヴァリアブルバレット”をヒューイに食らわせる。
それによってヒューイはティアナの首を絞め上げていた手を離しながら数歩、後退る。
「くっ……クロスミラージュ……」
『マスター。性能の関係上、G3-XはG4には敵いません。』
「ッ……」
『ですが、それは『仮面ライダーG3-X』としてはの話です。』
「!?」
『マスター。『仮面ライダーG3-X』としてではなく、一人の人間として、『ティアナ・ランスター』として一緒に戦ってください。そうすれば、G4を止められます。』
「……そうね……なのはさん達と同じ仮面ライダーになれたことに少しばかし浮かれてたのかもね……」
「!?」
ティアナはそう言いながら自ら仮面を外し、素顔を晒す。
「どういうつもりだ!?」
「ヒューイさん。ここから私は『仮面ライダーG3-X』としてはなく、一人の人間として……『ティアナ・ランスター』として戦います。」
「……デバイスのAIにほだされて血迷ったか……」
「……クロスミラージュに言われて、思い出したんです……昔、兄さんが言ってたことを……」
「なに?」
「『頑張っても
「!ティーダ……」
そんなティアナの言葉を聞き、ヒューイはティーダとの最期の会話を思い出す。
(あいつはあの時、俺にティアナのことを……!?)
同時にヒューイはティーダが託そうとしていたのは『命を投げ打った正義』の信念ではなく、たった一人の妹であるティアナのことだと気付く。
「……もう……遅いんだよ!!」
「!?」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
が、もう後戻りはできないと悟ったヒューイはそう言いながら、ビームライフルで二十弾のビーム弾を放ってきた。