呪われし鎧とライダーになろうとする少女
「……見つけたわっ!!」
その頃、メルトリリスと共に奥へと進んでいた佳奈多は一人で脱出用転移装置がある部屋へと向かっているスパンダを見つける。
「なるほど……部下は囮か餌として見捨てて、自分だけは助かろうって算段ね。下等な人間が考えそうなことだわ……」
「メルト!フォーメーション1ー1ー2!いくわよ!!」
「了解よ!!」
ズババァァァンッ!!
メルトリリスはそう言いながら一気に前に出て水の刃を二発、スパンダに向けて、放つ。
「!?くっ!!」
その攻撃に気付いたスパンダは紙一重でその刃をかわす。
「フッ!!」
「!?」
ズドドォォォンッ!!
が、そこにすかさず佳奈多のハイブリットキャノンによる二発の砲狙撃がスパンダに襲いかかる。
「くっ!!」
パァァァ・・・
ズガガァァァンッ!!
スパンダは“プロテクション”を展開して防ぐ。
「ふん。」
「!?」
ズバァァァンッ!!
が、メルトリリスのブレードがスパンダの“プロテクション”を斬り裂く。
「はぁっ!!」
「ぐぅっ……!?近代兵器など、管理局の恥曝しめ……!!」
「どうとでも言いなさい。私達の相手は、それ程の敵なのよ!!」
続くメルトリリスからの追撃をかわした後、そう悪態を吐くスパンダに対し、佳奈多は睨み付けながらそう言う。
「ッ!!ならば、私は開いてみせる!最後の扉を!!」
対するスパンダはそう言いながら右手首に着けていた、ワインレッドの宝石が付いた限りなく黒に近いグレーの腕輪を掲げる。
パァァァ・・・
「「!?」」
すると、腕輪の宝石からワインレッドの光が放たれ、スパンダを包み込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、スパンダは背中にプロヴィデンスの十一基のドラグーンシステムが着き、左手にはユーディキウム・ビームライフル、右腕には複合防盾システムを装備した、ワインレッドの複眼を持つ限りなく黒に近いグレーのG4・・・自分用に開発していたG4、プロヴィデンスG4に変身する。
「!?G4にプロヴィデンスの武装を……!!」
「ふん。『最後の扉を開ける』ねぇ……人間が調子に乗るんじゃないわよ。」
メルトリリスはそう言いながら肉簿し、左足のブレードで斬りかかる。
ガキィィィンッ!!
が、スパンダは右腕の複合防盾システムでメルトリリスのブレードを受け止める。
ズガガァァァンッ!!
「ちっ!!」
その直後、十一基の内、二基のドラグーンからビームが放たれ、メルトリリスは舌打ちしながら紙一重でかわし、スパンダから距離を取る。
「メルト!!」
「フッ!!」
「ッ!?」
ズドドドドドドドドドドォォォンッ!!
続いて、残り九基のドラグーンと左手のユーディキウム・ビームライフルからビームが放たれ、佳奈多に襲いかかる。
「くっ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
対する佳奈多は紙一重でかわしながら、ドラグーンを撃ち落とそうとマイクロミサイルを放つ。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
が、十一基のドラグーンは撃ち落とされることなく、ビームで逆にマイクロミサイルを撃ち落とす。
そんななか、メルトリリスが背後から右足のブレードで斬り裂こうとする。
『Clock Up』
・・・フッ・・・
「「!?」」
が、その音声と共にスパンダの姿が消え、
ドカカカカカカカカカカカカカカカァンッ!!
「「きゃあああぁぁぁーーーっ!?」」
見えない殴打により、二人はダメージを受けながら吹き飛ばされる。
『Clock Over』
・・・フッ・・・
「どうだ?八神佳奈多。私が造り上げたプロヴィデンスG4の“力”は……」
「くっ……クロックアップ……それにこちらの動きがわかっているかのようなその動きはまさか……」
「そう。まだプロトタイプではあるがこのプロヴィデンスG4には『ZERO SYSTEM』も搭載されているのさ。」
「ッ……ただでさえ危険なG4に『ZERO SYSTEM』を組み込むなんて……バカもここまでくると最早病気ね……」
「何とでも言うが良い。私はこのプロヴィデンスG4とヒューイに装着させたレジェンドG4で『最高評議会』が目指しておられた『新世界』への扉を開いてみせる!!貴様ら、『機動六課』もカオスファクターもその『新世界』への礎となるのだ!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドォォォンッ!!
スパンダはそう言いながら十一基のドラグーンと左手のユーディキウム・ビームライフル、右腕の複合防盾システムから一斉にビームを放ってくる。
(くっ……こうなったら……!!)
「メルト!!」
「えぇ!!」
「「ユニゾンイン!!」」
パァァァ・・・
ズガガガガガガガガガガガガガガァァァンッ!!
佳奈多とメルトリリスが青い光に包まれた次の瞬間、スパンダが放ったビーム弾は全て着弾し、土煙に包まれる。
サァァァ・・・
「!?」
「………」
が、次の瞬間、髪の色がメルトリリスと同じ青色に変わり、白いウェディングドレスのようなドレスを身に纏い、両足にはメルトリリスのブレードを装着し、下半身はタキシードを履いた・・・メルトリリスとユニゾンを果たした佳奈多が現れる。
「さぁ、私達の経験値になりなさい。」
次の瞬間、佳奈多はそう言いながらスパンダの方に向かっていった。
その頃、メルトリリスと共に奥へと進んでいた佳奈多は一人で脱出用転移装置がある部屋へと向かっているスパンダを見つける。
「なるほど……部下は囮か餌として見捨てて、自分だけは助かろうって算段ね。下等な人間が考えそうなことだわ……」
「メルト!フォーメーション1ー1ー2!いくわよ!!」
「了解よ!!」
ズババァァァンッ!!
メルトリリスはそう言いながら一気に前に出て水の刃を二発、スパンダに向けて、放つ。
「!?くっ!!」
その攻撃に気付いたスパンダは紙一重でその刃をかわす。
「フッ!!」
「!?」
ズドドォォォンッ!!
が、そこにすかさず佳奈多のハイブリットキャノンによる二発の砲狙撃がスパンダに襲いかかる。
「くっ!!」
パァァァ・・・
ズガガァァァンッ!!
スパンダは“プロテクション”を展開して防ぐ。
「ふん。」
「!?」
ズバァァァンッ!!
が、メルトリリスのブレードがスパンダの“プロテクション”を斬り裂く。
「はぁっ!!」
「ぐぅっ……!?近代兵器など、管理局の恥曝しめ……!!」
「どうとでも言いなさい。私達の相手は、それ程の敵なのよ!!」
続くメルトリリスからの追撃をかわした後、そう悪態を吐くスパンダに対し、佳奈多は睨み付けながらそう言う。
「ッ!!ならば、私は開いてみせる!最後の扉を!!」
対するスパンダはそう言いながら右手首に着けていた、ワインレッドの宝石が付いた限りなく黒に近いグレーの腕輪を掲げる。
パァァァ・・・
「「!?」」
すると、腕輪の宝石からワインレッドの光が放たれ、スパンダを包み込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、スパンダは背中にプロヴィデンスの十一基のドラグーンシステムが着き、左手にはユーディキウム・ビームライフル、右腕には複合防盾システムを装備した、ワインレッドの複眼を持つ限りなく黒に近いグレーのG4・・・自分用に開発していたG4、プロヴィデンスG4に変身する。
「!?G4にプロヴィデンスの武装を……!!」
「ふん。『最後の扉を開ける』ねぇ……人間が調子に乗るんじゃないわよ。」
メルトリリスはそう言いながら肉簿し、左足のブレードで斬りかかる。
ガキィィィンッ!!
が、スパンダは右腕の複合防盾システムでメルトリリスのブレードを受け止める。
ズガガァァァンッ!!
「ちっ!!」
その直後、十一基の内、二基のドラグーンからビームが放たれ、メルトリリスは舌打ちしながら紙一重でかわし、スパンダから距離を取る。
「メルト!!」
「フッ!!」
「ッ!?」
ズドドドドドドドドドドォォォンッ!!
続いて、残り九基のドラグーンと左手のユーディキウム・ビームライフルからビームが放たれ、佳奈多に襲いかかる。
「くっ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
対する佳奈多は紙一重でかわしながら、ドラグーンを撃ち落とそうとマイクロミサイルを放つ。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
が、十一基のドラグーンは撃ち落とされることなく、ビームで逆にマイクロミサイルを撃ち落とす。
そんななか、メルトリリスが背後から右足のブレードで斬り裂こうとする。
『Clock Up』
・・・フッ・・・
「「!?」」
が、その音声と共にスパンダの姿が消え、
ドカカカカカカカカカカカカカカカァンッ!!
「「きゃあああぁぁぁーーーっ!?」」
見えない殴打により、二人はダメージを受けながら吹き飛ばされる。
『Clock Over』
・・・フッ・・・
「どうだ?八神佳奈多。私が造り上げたプロヴィデンスG4の“力”は……」
「くっ……クロックアップ……それにこちらの動きがわかっているかのようなその動きはまさか……」
「そう。まだプロトタイプではあるがこのプロヴィデンスG4には『ZERO SYSTEM』も搭載されているのさ。」
「ッ……ただでさえ危険なG4に『ZERO SYSTEM』を組み込むなんて……バカもここまでくると最早病気ね……」
「何とでも言うが良い。私はこのプロヴィデンスG4とヒューイに装着させたレジェンドG4で『最高評議会』が目指しておられた『新世界』への扉を開いてみせる!!貴様ら、『機動六課』もカオスファクターもその『新世界』への礎となるのだ!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドォォォンッ!!
スパンダはそう言いながら十一基のドラグーンと左手のユーディキウム・ビームライフル、右腕の複合防盾システムから一斉にビームを放ってくる。
(くっ……こうなったら……!!)
「メルト!!」
「えぇ!!」
「「ユニゾンイン!!」」
パァァァ・・・
ズガガガガガガガガガガガガガガァァァンッ!!
佳奈多とメルトリリスが青い光に包まれた次の瞬間、スパンダが放ったビーム弾は全て着弾し、土煙に包まれる。
サァァァ・・・
「!?」
「………」
が、次の瞬間、髪の色がメルトリリスと同じ青色に変わり、白いウェディングドレスのようなドレスを身に纏い、両足にはメルトリリスのブレードを装着し、下半身はタキシードを履いた・・・メルトリリスとユニゾンを果たした佳奈多が現れる。
「さぁ、私達の経験値になりなさい。」
次の瞬間、佳奈多はそう言いながらスパンダの方に向かっていった。