呪われし鎧とライダーになろうとする少女

通路・・・

「ふん。スパンダが造り出した鉄人形もカオスファクターの泥人形もたいしたことないわね。」

「でぇぇぇいっ!!」

ドカァァァンッ!!

ドゥーエとデスペラードがメインコンピュータールームで睨み合いをするなか、佳奈多、はやて、ヴィータ、クロト、メルトリリスの五人はハードガーディアンやニア・アダムスを薙ぎ倒しながら突き進む。

ズガァァァンッ!!

そんななか、一筋のビーム弾が佳奈多達に襲いかかる。

「ッ!!」

ズバァァァンッ!!

が、そのビーム弾をいち早く察知したフェイトが雷の魔力で刀身を伸ばしたクナイフォームのツヴァイで切り払う。

「やれやれ……困ったものだね。カオスファクターという連中も、君達、『機動六課』も……」

次の瞬間、シナンジュとエピオンが合わさったようなG装備・・・ホワイトファング製の専用機、シナンジュエピオンに身を包んだフロンタルがそう言いながら、ビームライフルを構えながら現れる。

「くっ、G装備の新型ね……!!」

「未完成といえど、GZ装備なら対抗できます。バルディッシュ!!」

『Yes. Sir.』

パキィィィンッ!!

フロンタルが装着しているシナンジュエピオンを見て、佳奈多が顔をしかめながらそう言うなか、フェイトはそう言いながらユライトへの変身を解くと同時にバルディッシュのアーマード、シールドストライクを装着する。

「頼んだわよ!!フェイト!!」

「はい!!」

「見せてもらおうか。希望島の新型の性能を!!」

「ッ!!」

ガキィィィンッ!!

佳奈多がそう言いながらメルトリリス、はやて、ヴィータ、クロトの四人と共に先に進むなか、フロンタルのビームナギナタとフェイトの爪がぶつかり合った。
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