呪われし鎧とライダーになろうとする少女
メインコンピュータールーム・・・
「なるほど……こうなりましたか………」
その頃、研究施設の結界を解除し、ハッキングしてハードガーディアンのプログラムを書き替えた男性局員はそう言いながら、戦闘を開始したティアナとヒューイの様子をモニター越しに眺める。
「G4とG3-X……我々としては共倒れが理想的ですが……」
ガシャンッ!!
男性局員はそう言いながら懐から拳銃を取り出し、振り向き様に構える。
「………」
すると、いつの間にか男性局員の背後に忍び寄っていた眼鏡をかけた女性研究員もGUTSハイパーガンを取り出し、男性局員に銃口を向けて構える。
「GUTSハイパーガン……それの携行を許されてるのは八神佳奈多相談役のみの筈ですが?」
「その佳奈多さんや三提督から許可は貰ってるわ。こういった危険な潜入捜査をする際の護身用としてね。」
パァァァ・・・
そう言う男性局員に対し、女性研究員・・・佳奈多からの依頼でスパンダの元に潜り込んでいたドゥーエはそう言いながらISによる変装を解く。
「なるほど……八神佳奈多からの依頼ですか。かつて、『最高評議会』やレジアスの元に潜り込んでいたことのあるあなただから適任だと考えたんですね。彼女は……」
「私も佳奈多さんからこういった依頼をされるなんて思いもしなかったわ。この“力”が犯罪ではなく、誰かの助けになったことにもね。」
ドゥーエはそう言いながら、佳奈多から依頼された時のことを思い起こす。
一週間前、地球(リンクス次元)、希望島・・・
「ドゥーエ。あなたに電話よ。」
「?私に、ですか?奥様。」
「えぇ。相手は私の親友である佳奈多。なんでもあなたに頼みたいことがあるそうよ。」
佑人の妻であり、リサの母親である吉田詩乃はそう言いながら受話器を白衣姿のドゥーエに手渡す。
「わかりました………………お電話代わりました。ドゥーエです。」
『こうして話すのは久しぶりね。希望島での仕事はどうかしら?』
「毎日が新たな発見と驚きの連続です。奥様もとても優しく、とても働き甲斐があります。」
本当に充実しているからか、電話越しでの佳奈多からの問いに対し、ドゥーエはナンバーズ時代の時とは違う、穏やかな笑顔でそう答える。
『気に入っていただけたようで何よりね。そんなあなたに、頼みがあるのよ。あなたの能力を買っての頼み。』
「!?私の能力を、ですか………!?」
かつて、能力を使って『最高評議会』やレジアスの元に潜り込み、(レジアスに関してはフェイトが未来から干渉したことによって失敗したが)殺害した時のことを思い起こしたのか、ドゥーエは表情を強張らせながらそう言う。
『えぇ。これはあなたにしかできないことなの。『ある人物の指揮下にある施設への潜入』。あなたなら得意でしょ?』
「それは……そうですけど……」
『達成できたら詩乃に、あなたにご褒美をあげるように言ってあげ』
「引き受けましょう!!」
こうしてドゥーエは佳奈多からの潜入捜査依頼を引き受けた。
現実、メインコンピュータールーム・・・
「で、そう言うあなたは局員ではないわね。一体何者?」
「あぁ、これは失礼。こちらは姿はこのままでしたね。」
パァァァ・・・
男性局員はそう言いながら黒いスーツを着こなした好青年に姿を変える。
「はじめまして。私はカオスファクターの一人、デスペラードと申します。以後、お見知りおきを。」
次の瞬間、ドゥーエと同じようにカオスファクター側のスパイとして潜り込んでいたデスペラードは不敵な笑みを浮かべながらそう自己紹介した。
「なるほど……こうなりましたか………」
その頃、研究施設の結界を解除し、ハッキングしてハードガーディアンのプログラムを書き替えた男性局員はそう言いながら、戦闘を開始したティアナとヒューイの様子をモニター越しに眺める。
「G4とG3-X……我々としては共倒れが理想的ですが……」
ガシャンッ!!
男性局員はそう言いながら懐から拳銃を取り出し、振り向き様に構える。
「………」
すると、いつの間にか男性局員の背後に忍び寄っていた眼鏡をかけた女性研究員もGUTSハイパーガンを取り出し、男性局員に銃口を向けて構える。
「GUTSハイパーガン……それの携行を許されてるのは八神佳奈多相談役のみの筈ですが?」
「その佳奈多さんや三提督から許可は貰ってるわ。こういった危険な潜入捜査をする際の護身用としてね。」
パァァァ・・・
そう言う男性局員に対し、女性研究員・・・佳奈多からの依頼でスパンダの元に潜り込んでいたドゥーエはそう言いながらISによる変装を解く。
「なるほど……八神佳奈多からの依頼ですか。かつて、『最高評議会』やレジアスの元に潜り込んでいたことのあるあなただから適任だと考えたんですね。彼女は……」
「私も佳奈多さんからこういった依頼をされるなんて思いもしなかったわ。この“力”が犯罪ではなく、誰かの助けになったことにもね。」
ドゥーエはそう言いながら、佳奈多から依頼された時のことを思い起こす。
一週間前、地球(リンクス次元)、希望島・・・
「ドゥーエ。あなたに電話よ。」
「?私に、ですか?奥様。」
「えぇ。相手は私の親友である佳奈多。なんでもあなたに頼みたいことがあるそうよ。」
佑人の妻であり、リサの母親である吉田詩乃はそう言いながら受話器を白衣姿のドゥーエに手渡す。
「わかりました………………お電話代わりました。ドゥーエです。」
『こうして話すのは久しぶりね。希望島での仕事はどうかしら?』
「毎日が新たな発見と驚きの連続です。奥様もとても優しく、とても働き甲斐があります。」
本当に充実しているからか、電話越しでの佳奈多からの問いに対し、ドゥーエはナンバーズ時代の時とは違う、穏やかな笑顔でそう答える。
『気に入っていただけたようで何よりね。そんなあなたに、頼みがあるのよ。あなたの能力を買っての頼み。』
「!?私の能力を、ですか………!?」
かつて、能力を使って『最高評議会』やレジアスの元に潜り込み、(レジアスに関してはフェイトが未来から干渉したことによって失敗したが)殺害した時のことを思い起こしたのか、ドゥーエは表情を強張らせながらそう言う。
『えぇ。これはあなたにしかできないことなの。『ある人物の指揮下にある施設への潜入』。あなたなら得意でしょ?』
「それは……そうですけど……」
『達成できたら詩乃に、あなたにご褒美をあげるように言ってあげ』
「引き受けましょう!!」
こうしてドゥーエは佳奈多からの潜入捜査依頼を引き受けた。
現実、メインコンピュータールーム・・・
「で、そう言うあなたは局員ではないわね。一体何者?」
「あぁ、これは失礼。こちらは姿はこのままでしたね。」
パァァァ・・・
男性局員はそう言いながら黒いスーツを着こなした好青年に姿を変える。
「はじめまして。私はカオスファクターの一人、デスペラードと申します。以後、お見知りおきを。」
次の瞬間、ドゥーエと同じようにカオスファクター側のスパイとして潜り込んでいたデスペラードは不敵な笑みを浮かべながらそう自己紹介した。