呪われし鎧とライダーになろうとする少女
「あいつだ!!シグナム!!」
「あぁ。わかっている。」
「おや?この前と違って早く見つかってしまいましたね。」
一方、キャロから召還魔法が使用された場所を教えてもらったシグナムとアギトはハイディーンの元に到達する。
「……メイド?」
「その耳……エルフか……」
「はじめまして。『時空管理局』、『機動六課』、ライトニング分隊、副隊長にして『ヴォルケンリッター』、烈火の将、シグナム様とその融合騎、烈火の剣精、アギト様。私、カオスファクター、『特務遊撃部隊 ディスペアー』の一人にして、ネス様の従者をしておりますダークエルフのハイディーンと申します。以後、お見知りおきを。」
ハイディーンの格好を見て、アギトが呆けた表情でそう言うなか、真剣な表情でそう言うシグナムに対し、ハイディーンは恭しく頭を下げながらそう自己紹介をする。
「……その口振りだと貴様がニア・アダムスを研究施設前まで召還魔法で転移させたとみて、間違いなさそうだな。」
「悪いがあんたの身柄、拘束させてもらうぜ!!」
シグナムとアギトはそう言いながら戦闘体制を取る。
「お断りします。私はまだ、この身と心を救ってくださったネス様に恩を返しきれておりませんので。」
パァァァ・・・
対するハイディーンはそう言いながら龍の頭を持った騎士、龍騎士を五体程、召還する。
「そちらにも正義があるのかもしれない。だが、我らにも我らの正義がある。」
「その正義を貫くんなら、私らを倒すことだな!!」
「では、そのようにさせていただきます。」
ハイディーンがそう言った瞬間、五体の龍騎士は剣を構えながら向かってくる。
「アギト!!」
「おうよ!!たぎれ!!炎熱!!」
ボオオオォォォッ!!
「“炎身烈火”!!」
アギトはそう言いながらシグナムの体に炎を纏わせる。
ドンッ!!
ズバァァァンッ!!
アギトの“炎身烈火”を纏ったシグナムはブーストしたように加速し、三体の龍騎士を一閃して切り伏せる。
残りの二体は咄嗟に一歩下がることでその一閃をかわしながら距離を取る。
「アギト!!レヴァンティン!!」
「おうよ!!たぎれ!!炎熱!!“烈火刃”!!」
『シュランゲフォルム』
ガシャコンッ!!
が、シグナムはすぐさまカートリッジを消費しながらレヴァンティンを連結刃のシュランゲフォルムに変え、アギトがレヴァンティンに炎を纏わせる。
「“飛竜・・・一閃”!!」
ズガガァァァンッ!!
「!?」
シグナムがそう言いながら振るった瞬間、アギトの“力”も受けたレヴァンティンは残り二体の龍騎士を貫きながらハイディーンの方に向かっていく。
ビュオオオォォォッ!!
バァァァンッ!!
「「!?」」
が、突然、ハイディーンの前に竜巻が吹き、レヴァンティンを弾き飛ばす。
「何やってんだよ?ハイディーン。」
次の瞬間、竜巻の中から紫髪の少年がそう言いながら現れる。
「!?」
「!?こいつ……風でシグナムの“飛竜一閃”を!?」
「……例の『機動六課』って連中か……」
「申し訳ありません。ルドカー様。思いの外、早く捕捉されました。」
自分達の攻撃を弾き飛ばしながら現れた少年、ルドカーにシグナムが驚愕の表情を浮かべ、アギトがそう言うなか、そう言うルドカーに対し、ハイディーンは恭しく頭を下げながらそう報告する。
「まぁ、そういった場合を想定して、俺がこっちで護りに入ってる訳だからな。気にするな。」
「何者だ?貴様は……」
「俺はルドカー・ジュラスト。一応カオスファクター、『特務遊撃部隊 ディスペアー』で副隊長を任されてる。以後、よろしく。」
ビュオオオォォォッ!!
レヴァンティンを構えながらそう尋ねるシグナムに対し、ルドカーはそう自己紹介しながら風を身に纏う。
「フッ!!」
ドンッ!!
次の瞬間、ルドカーは加速しながら風を纏わせた蹴りを繰り出してくる。
「!?」
(速い!?)
「くっ!!」
パァァァ
ガキィィィンッ!!
シグナムはすぐさまシールド系防御魔法、“パンツァーシルト”を展開し、ルドカーの蹴りを受け止める。
「へっ………」
シュウウウウウ・・・ッ!!
「!?」
が、ルドカーの身体から紫の魔力・・・破壊属性の魔力が放出され、足に纏われていた風と混ざり合う。
「オラァァァッ!!」
バキィィィンッ!!
ブオオオォォォーーーッ!!
「ぐはっ!?」
次の瞬間、破壊の“力”が加わった暴風の蹴りはシグナムの“パンツァーシルト”を破り、鎌鼬で所々、切り傷を負わせながら吹き飛ばす。
「くっ……はぁっ!!」
ズバァァァンッ!!
吹き飛ばされながらもシグナムはすぐさま炎の斬撃をルドカーに向けて、放つ。
「ちっ!!」
ズガァァァンッ!!
「くっ!?」
対するルドカーは破壊属性の魔力を纏わせた腕をクロスさせて防御することでダメージを軽減させるもののハイディーンの近くまで吹き飛ばされる。
「シグナム!!大丈夫か!?」
その隙にアギトはそう言いながらシグナムに駆け寄る。
「あぁ、大丈夫だが、この男は手強い……アギト……」
「おう!!」
「「ユニゾン・イン!!」」
パキィィィンッ!!
シグナムとアギトはそう言いながらユニゾンする。
「ちっ!!ユニゾンしてきたか……なら……」ガチャンッ!!
対するルドカーはそう言いながらメモリ・リアライザーを装着し、翠のラインが入った灰色に紫で『C』と描かれたガイアメモリを取り出す。
『カタストロフ!!』
「接続開始 !!」
『カタストロフ!!』
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ルドカーは全体的に灰色に翠のラインが入り、両肩には嵐の暗雲のような意匠があり、紫のマントを羽織り、鉄仮面の奥から仮面ライダーのような紫の複眼が見え隠れする騎士のようなドーパント・・・カタストロフ の記憶のドーパント、カタストロフドーパントに変身する。
「!?ガイアメモリで変身したドーパントか……」
『シグナム……あのメモリは……』
「あぁ……とてつもなく禍々しい“力”を感じる……」
「ハイディーン。手ぇ出すなよ。」スッ
カタストロフドーパントに変身したルドカーを見て、シグナムとアギトがそう言うなか、カタストロフドーパントはそう言いながら黒い刀身に紫の風が螺旋状に纏った西洋の槍、カタストロフスピアーを構える。
「はい。ルドカー様。どうかお気をつけて。」
「さぁ、騎士 シグナム。正々堂々と勝負しようぜ。」
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
次の瞬間、カタストロフドーパントのカタストロフスピアーとシグナムのレヴァンティンがぶつかり合った。
「あぁ。わかっている。」
「おや?この前と違って早く見つかってしまいましたね。」
一方、キャロから召還魔法が使用された場所を教えてもらったシグナムとアギトはハイディーンの元に到達する。
「……メイド?」
「その耳……エルフか……」
「はじめまして。『時空管理局』、『機動六課』、ライトニング分隊、副隊長にして『ヴォルケンリッター』、烈火の将、シグナム様とその融合騎、烈火の剣精、アギト様。私、カオスファクター、『特務遊撃部隊 ディスペアー』の一人にして、ネス様の従者をしておりますダークエルフのハイディーンと申します。以後、お見知りおきを。」
ハイディーンの格好を見て、アギトが呆けた表情でそう言うなか、真剣な表情でそう言うシグナムに対し、ハイディーンは恭しく頭を下げながらそう自己紹介をする。
「……その口振りだと貴様がニア・アダムスを研究施設前まで召還魔法で転移させたとみて、間違いなさそうだな。」
「悪いがあんたの身柄、拘束させてもらうぜ!!」
シグナムとアギトはそう言いながら戦闘体制を取る。
「お断りします。私はまだ、この身と心を救ってくださったネス様に恩を返しきれておりませんので。」
パァァァ・・・
対するハイディーンはそう言いながら龍の頭を持った騎士、龍騎士を五体程、召還する。
「そちらにも正義があるのかもしれない。だが、我らにも我らの正義がある。」
「その正義を貫くんなら、私らを倒すことだな!!」
「では、そのようにさせていただきます。」
ハイディーンがそう言った瞬間、五体の龍騎士は剣を構えながら向かってくる。
「アギト!!」
「おうよ!!たぎれ!!炎熱!!」
ボオオオォォォッ!!
「“炎身烈火”!!」
アギトはそう言いながらシグナムの体に炎を纏わせる。
ドンッ!!
ズバァァァンッ!!
アギトの“炎身烈火”を纏ったシグナムはブーストしたように加速し、三体の龍騎士を一閃して切り伏せる。
残りの二体は咄嗟に一歩下がることでその一閃をかわしながら距離を取る。
「アギト!!レヴァンティン!!」
「おうよ!!たぎれ!!炎熱!!“烈火刃”!!」
『シュランゲフォルム』
ガシャコンッ!!
が、シグナムはすぐさまカートリッジを消費しながらレヴァンティンを連結刃のシュランゲフォルムに変え、アギトがレヴァンティンに炎を纏わせる。
「“飛竜・・・一閃”!!」
ズガガァァァンッ!!
「!?」
シグナムがそう言いながら振るった瞬間、アギトの“力”も受けたレヴァンティンは残り二体の龍騎士を貫きながらハイディーンの方に向かっていく。
ビュオオオォォォッ!!
バァァァンッ!!
「「!?」」
が、突然、ハイディーンの前に竜巻が吹き、レヴァンティンを弾き飛ばす。
「何やってんだよ?ハイディーン。」
次の瞬間、竜巻の中から紫髪の少年がそう言いながら現れる。
「!?」
「!?こいつ……風でシグナムの“飛竜一閃”を!?」
「……例の『機動六課』って連中か……」
「申し訳ありません。ルドカー様。思いの外、早く捕捉されました。」
自分達の攻撃を弾き飛ばしながら現れた少年、ルドカーにシグナムが驚愕の表情を浮かべ、アギトがそう言うなか、そう言うルドカーに対し、ハイディーンは恭しく頭を下げながらそう報告する。
「まぁ、そういった場合を想定して、俺がこっちで護りに入ってる訳だからな。気にするな。」
「何者だ?貴様は……」
「俺はルドカー・ジュラスト。一応カオスファクター、『特務遊撃部隊 ディスペアー』で副隊長を任されてる。以後、よろしく。」
ビュオオオォォォッ!!
レヴァンティンを構えながらそう尋ねるシグナムに対し、ルドカーはそう自己紹介しながら風を身に纏う。
「フッ!!」
ドンッ!!
次の瞬間、ルドカーは加速しながら風を纏わせた蹴りを繰り出してくる。
「!?」
(速い!?)
「くっ!!」
パァァァ
ガキィィィンッ!!
シグナムはすぐさまシールド系防御魔法、“パンツァーシルト”を展開し、ルドカーの蹴りを受け止める。
「へっ………」
シュウウウウウ・・・ッ!!
「!?」
が、ルドカーの身体から紫の魔力・・・破壊属性の魔力が放出され、足に纏われていた風と混ざり合う。
「オラァァァッ!!」
バキィィィンッ!!
ブオオオォォォーーーッ!!
「ぐはっ!?」
次の瞬間、破壊の“力”が加わった暴風の蹴りはシグナムの“パンツァーシルト”を破り、鎌鼬で所々、切り傷を負わせながら吹き飛ばす。
「くっ……はぁっ!!」
ズバァァァンッ!!
吹き飛ばされながらもシグナムはすぐさま炎の斬撃をルドカーに向けて、放つ。
「ちっ!!」
ズガァァァンッ!!
「くっ!?」
対するルドカーは破壊属性の魔力を纏わせた腕をクロスさせて防御することでダメージを軽減させるもののハイディーンの近くまで吹き飛ばされる。
「シグナム!!大丈夫か!?」
その隙にアギトはそう言いながらシグナムに駆け寄る。
「あぁ、大丈夫だが、この男は手強い……アギト……」
「おう!!」
「「ユニゾン・イン!!」」
パキィィィンッ!!
シグナムとアギトはそう言いながらユニゾンする。
「ちっ!!ユニゾンしてきたか……なら……」ガチャンッ!!
対するルドカーはそう言いながらメモリ・リアライザーを装着し、翠のラインが入った灰色に紫で『C』と描かれたガイアメモリを取り出す。
『カタストロフ!!』
「
『カタストロフ!!』
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ルドカーは全体的に灰色に翠のラインが入り、両肩には嵐の暗雲のような意匠があり、紫のマントを羽織り、鉄仮面の奥から仮面ライダーのような紫の複眼が見え隠れする騎士のようなドーパント・・・
「!?ガイアメモリで変身したドーパントか……」
『シグナム……あのメモリは……』
「あぁ……とてつもなく禍々しい“力”を感じる……」
「ハイディーン。手ぇ出すなよ。」スッ
カタストロフドーパントに変身したルドカーを見て、シグナムとアギトがそう言うなか、カタストロフドーパントはそう言いながら黒い刀身に紫の風が螺旋状に纏った西洋の槍、カタストロフスピアーを構える。
「はい。ルドカー様。どうかお気をつけて。」
「さぁ、騎士 シグナム。正々堂々と勝負しようぜ。」
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
次の瞬間、カタストロフドーパントのカタストロフスピアーとシグナムのレヴァンティンがぶつかり合った。