呪われし鎧とライダーになろうとする少女
研究施設・・・
「スパンダ統括官。予知システム、『Pandora』とG4のリンク、完了しました。」
「よし。」
その頃、研究施設にて、カノンをコアとして取り込んだ、スパンダが開発した予知システム、『Pandora』とG4のリンクを完了したことを報告してくる部下の研究員に対し、スパンダはそう言う。
(ティーダ。俺は今、阿漕なことをしている………)
「ヒューイ。準備は良いな?」
「はい。スパンダ統括官……G4システム、起動!!」
パァァァ
胸の中で今は亡き親友にそう語りかけながら、スパンダにそう返事しながらヒューイが左手首に着けた銀色の腕輪を掲げた瞬間、ヒューイが銀色の光に包み込まれる。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ヒューイは背部にレジェンドガンダムのドラグーンシステムが搭載されたG4のパワードスーツに包まれる。
「では、始めろ。」
スパンダがそう言った瞬間、以前からの『機動六課』と『Xマジンラー』の戦闘データから秘密裏に開発された、左手のシールドクローがビームトンファーに変わり、足裏にローラー、背中にロケットブースターを装備して機動性や飛行能力が追加され、胸には『時空管理局』の紋章が描かれたハードガーディアンが十体、ヒューイを取り囲むように現れる。
ガチョッ×10!!
ズガガガガガガガガガガァンッ!!
が、その瞬間、リンクしていた『Pandora』で位置を把握していたヒューイは重力下でも使用できるように改良された十基のドラグーンで十体のハードガーディアンを撃ち抜き、撃破する。
「ほぅ………」
その様を物影から観ていたフロンタルがそう声を漏らすなか、新たに出現した一体のハードガーディアンが足裏のローラーで駆け抜けながら死角からビームトンファーでヒューイに殴りかかってくる。
「フッ!!」
パァァァ・・・ガキィィィンッ!!
が、『Pandora』で事前に察知していたヒューイは振り向き様に左手の甲のビームシールド発生装置で発生させたビームシールドで受け止め、
ブォンッ!!ズバァァァンッ!!
右手の甲のビームシールド発生装置で発生させたビームサーベルで斬り捨てる。
『START UP』
その直後、新たに三十体のハードガーディアンが飛行しながら現れると同時に佳奈多やはやてが変身するファイズの戦闘データから解析され、搭載されたアクセルシステムを使って超光速の世界に入ってくる。
「クロックアップ」
『Clock Up』
が、ヒューイもほぼ同時のタイミングでクロックアップシステムを使い、超光速の世界に入る。
(だが、スパンダ統括官の言うように正義は犠牲の上で成り立っている……)
超光速の世界に入った後、ヒューイは取り出したビームライフルとドラグーンでハードガーディアンを撃ち落としていく。
『TIME OUT』
『Clock Over』
ドカァァァンッ!!
アクセルとクロックアップが解除されると同時に全てのハードガーディアンが大破し、ヒューイの周りが爆炎に包まれる。
ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
が、その直後、その爆炎の中から十数弾の魔力ミサイル弾が放たれ、ヒューイに全弾命中し、ヒューイがいた場所が煙に包まれる。
ザッ・・・ザッ・・・
「………」
次の瞬間、爆炎の中からきなこやシャッハを撃破してカノンを拐った時と同じG4がマジックミサイルランチャーを担ぎながら現れる。
ビュンッ!!バキャァァァンッ!!
「!?」
「………」
が、魔力ミサイル弾が命中する直前、全身を覆うようにビームシールドを展開することで難を逃れていたヒューイのビームライフルから放たれるビームにより、マジックミサイルランチャーは破壊される。
(このG4もここまでのものに至るまで多くの仲間が装着者となり犠牲になった……)
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ヒューイがそう思うなか、旧型G4は二丁流のマジックガンで大量の魔力弾を放ってくる。
「フッ!!」
「!?」
ズガガァンッ!!
が、ヒューイは左手の甲の発生装置で全身を覆うように展開したビームシールドで防ぎながら突っ込み、右手の甲から放ったビームで旧型G4の手元から二丁流のマジックガンを弾き飛ばす。
「くっ!!」
旧型G4はすぐさま実体剣を手に取り、向かってくるヒューイに斬りかかる。
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
対するヒューイは両足の側面に格納された二刀流のビームサーベルを取り出し、柄尻を連結させてビームジャベリンにして受け止める。
ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!
次の瞬間、ヒューイは十数回と斬り結びながら旧型G4を圧倒していく。
(俺はティーダ、おまえが最期まで貫いた正義を引き継ぐためにライダーの“力”を求め、スパンダ統括官の下に就いた……だが!!)
「おおおぉぉぉーーーっ!!」
「!?」
ガキィィィンッ!!
ヒューイはそう思いながら旧型G4の手元から実体剣を弾き飛ばし、
ズババァァァンッ!!
ビームジャベリンで十字に斬り裂く。
「うわあああぁぁぁっ!?」
ドッカァァァンッ!!
次の瞬間、旧型G4は装着者であるスパンダの部下ごと爆発する。
『おぉ……っ!!』
「素晴らしい……この性能ならファイズ、いや、ユライトにも負けん!!フフフ……待っているがいい。『機動六課』。私のG4が貴様らを潰してくれる!!そして、八神佳奈多……貴様を私のものにしてみせる!!!」
「………」
その戦闘を見て、研究員達がそう歓喜の声を上げ、スパンダが歪んだ笑みを浮かべながらそう言うなか、一人の男性局員が静かにその場を後にする。
(結局のところ、本当の正義とは何なんだろうな……ティーダ……)
そんななか、ヒューイは一人、その場に佇みながら、今は亡き親友にそう問いかけた。
「スパンダ統括官。予知システム、『Pandora』とG4のリンク、完了しました。」
「よし。」
その頃、研究施設にて、カノンをコアとして取り込んだ、スパンダが開発した予知システム、『Pandora』とG4のリンクを完了したことを報告してくる部下の研究員に対し、スパンダはそう言う。
(ティーダ。俺は今、阿漕なことをしている………)
「ヒューイ。準備は良いな?」
「はい。スパンダ統括官……G4システム、起動!!」
パァァァ
胸の中で今は亡き親友にそう語りかけながら、スパンダにそう返事しながらヒューイが左手首に着けた銀色の腕輪を掲げた瞬間、ヒューイが銀色の光に包み込まれる。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、ヒューイは背部にレジェンドガンダムのドラグーンシステムが搭載されたG4のパワードスーツに包まれる。
「では、始めろ。」
スパンダがそう言った瞬間、以前からの『機動六課』と『Xマジンラー』の戦闘データから秘密裏に開発された、左手のシールドクローがビームトンファーに変わり、足裏にローラー、背中にロケットブースターを装備して機動性や飛行能力が追加され、胸には『時空管理局』の紋章が描かれたハードガーディアンが十体、ヒューイを取り囲むように現れる。
ガチョッ×10!!
ズガガガガガガガガガガァンッ!!
が、その瞬間、リンクしていた『Pandora』で位置を把握していたヒューイは重力下でも使用できるように改良された十基のドラグーンで十体のハードガーディアンを撃ち抜き、撃破する。
「ほぅ………」
その様を物影から観ていたフロンタルがそう声を漏らすなか、新たに出現した一体のハードガーディアンが足裏のローラーで駆け抜けながら死角からビームトンファーでヒューイに殴りかかってくる。
「フッ!!」
パァァァ・・・ガキィィィンッ!!
が、『Pandora』で事前に察知していたヒューイは振り向き様に左手の甲のビームシールド発生装置で発生させたビームシールドで受け止め、
ブォンッ!!ズバァァァンッ!!
右手の甲のビームシールド発生装置で発生させたビームサーベルで斬り捨てる。
『START UP』
その直後、新たに三十体のハードガーディアンが飛行しながら現れると同時に佳奈多やはやてが変身するファイズの戦闘データから解析され、搭載されたアクセルシステムを使って超光速の世界に入ってくる。
「クロックアップ」
『Clock Up』
が、ヒューイもほぼ同時のタイミングでクロックアップシステムを使い、超光速の世界に入る。
(だが、スパンダ統括官の言うように正義は犠牲の上で成り立っている……)
超光速の世界に入った後、ヒューイは取り出したビームライフルとドラグーンでハードガーディアンを撃ち落としていく。
『TIME OUT』
『Clock Over』
ドカァァァンッ!!
アクセルとクロックアップが解除されると同時に全てのハードガーディアンが大破し、ヒューイの周りが爆炎に包まれる。
ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
が、その直後、その爆炎の中から十数弾の魔力ミサイル弾が放たれ、ヒューイに全弾命中し、ヒューイがいた場所が煙に包まれる。
ザッ・・・ザッ・・・
「………」
次の瞬間、爆炎の中からきなこやシャッハを撃破してカノンを拐った時と同じG4がマジックミサイルランチャーを担ぎながら現れる。
ビュンッ!!バキャァァァンッ!!
「!?」
「………」
が、魔力ミサイル弾が命中する直前、全身を覆うようにビームシールドを展開することで難を逃れていたヒューイのビームライフルから放たれるビームにより、マジックミサイルランチャーは破壊される。
(このG4もここまでのものに至るまで多くの仲間が装着者となり犠牲になった……)
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ヒューイがそう思うなか、旧型G4は二丁流のマジックガンで大量の魔力弾を放ってくる。
「フッ!!」
「!?」
ズガガァンッ!!
が、ヒューイは左手の甲の発生装置で全身を覆うように展開したビームシールドで防ぎながら突っ込み、右手の甲から放ったビームで旧型G4の手元から二丁流のマジックガンを弾き飛ばす。
「くっ!!」
旧型G4はすぐさま実体剣を手に取り、向かってくるヒューイに斬りかかる。
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
対するヒューイは両足の側面に格納された二刀流のビームサーベルを取り出し、柄尻を連結させてビームジャベリンにして受け止める。
ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ!!
次の瞬間、ヒューイは十数回と斬り結びながら旧型G4を圧倒していく。
(俺はティーダ、おまえが最期まで貫いた正義を引き継ぐためにライダーの“力”を求め、スパンダ統括官の下に就いた……だが!!)
「おおおぉぉぉーーーっ!!」
「!?」
ガキィィィンッ!!
ヒューイはそう思いながら旧型G4の手元から実体剣を弾き飛ばし、
ズババァァァンッ!!
ビームジャベリンで十字に斬り裂く。
「うわあああぁぁぁっ!?」
ドッカァァァンッ!!
次の瞬間、旧型G4は装着者であるスパンダの部下ごと爆発する。
『おぉ……っ!!』
「素晴らしい……この性能ならファイズ、いや、ユライトにも負けん!!フフフ……待っているがいい。『機動六課』。私のG4が貴様らを潰してくれる!!そして、八神佳奈多……貴様を私のものにしてみせる!!!」
「………」
その戦闘を見て、研究員達がそう歓喜の声を上げ、スパンダが歪んだ笑みを浮かべながらそう言うなか、一人の男性局員が静かにその場を後にする。
(結局のところ、本当の正義とは何なんだろうな……ティーダ……)
そんななか、ヒューイは一人、その場に佇みながら、今は亡き親友にそう問いかけた。