呪われし鎧とライダーになろうとする少女
「しかし、それだと妙だな。俺の調査だとホワイトファングとスパンダが手を組み始めたのはつい最近だ。」
「そのスパンダから佳奈多相談役の情報が流れたのは考えにくいな……まさか……」
「いいえ。ウェスカーでもないわ。私が知る限り、あいつはそう簡単に情報を流すような男じゃないし。ウェスカーとホワイトファングが繋がっているのなら以前、『Xマジンラー』が計画し、実行しようとした『メガリバース計画』にホワイトファングが横槍を入れるような真似をするとは思えない……」
首を傾げながらデュオがそう言うなか、ウェスカーからの流出を疑うヒナタに対し、佳奈多はすぐさまそう否定する。
「確かに言われてみれば、そうですね。」
「あぁ~!もう!!ウェスカーでもねぇなら一体何処から情報が流れたんだよ!!」ガシガシッ!!
「気持ちはわかっけど落ち着けよ。元マスター。」
「お母さん。他に心当たりはないんか?」
そんな佳奈多の意見になのはがそう言いながら納得し、苛立たしげに頭を掻きながらそう言うデュオにセッテと一緒に来ていたデュアがそう諭すなか、はやては真剣な表情でそう尋ねる。
「……45年前の『消えた戦争』時代の時、私を再調整で良いように操っていた組織の残党かその関係者から流出したとは思うけど正直、ウェスカー以外の組織の人間はあまり覚えてないわ。」
「そうなんか……」
「まぁ、それでも心当たりが全くない訳じゃないけど……」
「ホンマか!?」
「えぇ。当時、ウェスカーや組織と手を組んでいた、私の実家である『二木家』に一人、ウェスカーの部下として私の定期調整を任されていた男がいたのを覚えているわ。その男の存在で私は『二木家』が堕ちるとこまで堕ちたのを確信したのをよく覚えている……その男がまだ生きているのなら私のデータを持っていてもおかしくないわ……」
「二木家……」
「その男について、何か詳しいことはわかりませんか?」
現状、佳奈多のデータをホワイトファングに流した可能性が一番高い二木家の残党について、フェイトは真剣な表情でそう尋ねる。
「ごめんなさい。その男が二木家の人間だということ以外は何も……」
「そうですか」
「あ、あの!!紗夜さんは……紗夜さんは元に戻すことはできないんでしょうか!?」
そんななか、話を聞いていたたえは悲痛な表情でそう尋ねる。
「そうね……肉体はともかく改竄された記憶を元に戻すことは可能よ。私もそうやって再調整から解放された一人だしね。」
「どうすれば良いんですか!?」
「落ち着きなさい。私の時と同じやり方が氷川紗夜に通用するかどうかはわからないわ。」
(佳奈多さんの場合ははやてとのO☆HA☆NA☆SHIだったもんね。)
(だね。フェイトちゃん。)
「フェイトちゃん。なのはちゃん。今、何か思わへんかった?」
「「いえ!何も!!」」
「うわぁお……なのはさんとフェイトさん、息ピッタリだね。セッテ。」
「だね。」
そう言うはやてに慌てながらそう言うなのはとフェイトを見ながら、ノゾミとセッテはそう言う。
「あ、あの!」
「ん?」
「私にもお手伝いさせてください!!紗夜さんを助けたいんです!!」
そんななか、たえは自ら、そう協力を申し出る。
「そうやね……こっちとしても人手が欲しいところやし。氷川紗夜を正気に戻すには君が鍵になると思う……」
「私が……」
「せやからこちらからもよろしくお願いします。」
「……はい!!」
こうしてたえは『機動六課』に加入した。
「そのスパンダから佳奈多相談役の情報が流れたのは考えにくいな……まさか……」
「いいえ。ウェスカーでもないわ。私が知る限り、あいつはそう簡単に情報を流すような男じゃないし。ウェスカーとホワイトファングが繋がっているのなら以前、『Xマジンラー』が計画し、実行しようとした『メガリバース計画』にホワイトファングが横槍を入れるような真似をするとは思えない……」
首を傾げながらデュオがそう言うなか、ウェスカーからの流出を疑うヒナタに対し、佳奈多はすぐさまそう否定する。
「確かに言われてみれば、そうですね。」
「あぁ~!もう!!ウェスカーでもねぇなら一体何処から情報が流れたんだよ!!」ガシガシッ!!
「気持ちはわかっけど落ち着けよ。元マスター。」
「お母さん。他に心当たりはないんか?」
そんな佳奈多の意見になのはがそう言いながら納得し、苛立たしげに頭を掻きながらそう言うデュオにセッテと一緒に来ていたデュアがそう諭すなか、はやては真剣な表情でそう尋ねる。
「……45年前の『消えた戦争』時代の時、私を再調整で良いように操っていた組織の残党かその関係者から流出したとは思うけど正直、ウェスカー以外の組織の人間はあまり覚えてないわ。」
「そうなんか……」
「まぁ、それでも心当たりが全くない訳じゃないけど……」
「ホンマか!?」
「えぇ。当時、ウェスカーや組織と手を組んでいた、私の実家である『二木家』に一人、ウェスカーの部下として私の定期調整を任されていた男がいたのを覚えているわ。その男の存在で私は『二木家』が堕ちるとこまで堕ちたのを確信したのをよく覚えている……その男がまだ生きているのなら私のデータを持っていてもおかしくないわ……」
「二木家……」
「その男について、何か詳しいことはわかりませんか?」
現状、佳奈多のデータをホワイトファングに流した可能性が一番高い二木家の残党について、フェイトは真剣な表情でそう尋ねる。
「ごめんなさい。その男が二木家の人間だということ以外は何も……」
「そうですか」
「あ、あの!!紗夜さんは……紗夜さんは元に戻すことはできないんでしょうか!?」
そんななか、話を聞いていたたえは悲痛な表情でそう尋ねる。
「そうね……肉体はともかく改竄された記憶を元に戻すことは可能よ。私もそうやって再調整から解放された一人だしね。」
「どうすれば良いんですか!?」
「落ち着きなさい。私の時と同じやり方が氷川紗夜に通用するかどうかはわからないわ。」
(佳奈多さんの場合ははやてとのO☆HA☆NA☆SHIだったもんね。)
(だね。フェイトちゃん。)
「フェイトちゃん。なのはちゃん。今、何か思わへんかった?」
「「いえ!何も!!」」
「うわぁお……なのはさんとフェイトさん、息ピッタリだね。セッテ。」
「だね。」
そう言うはやてに慌てながらそう言うなのはとフェイトを見ながら、ノゾミとセッテはそう言う。
「あ、あの!」
「ん?」
「私にもお手伝いさせてください!!紗夜さんを助けたいんです!!」
そんななか、たえは自ら、そう協力を申し出る。
「そうやね……こっちとしても人手が欲しいところやし。氷川紗夜を正気に戻すには君が鍵になると思う……」
「私が……」
「せやからこちらからもよろしくお願いします。」
「……はい!!」
こうしてたえは『機動六課』に加入した。