「素晴らしい……まさか、このようなレアスキルの持ち主がいたとはな……」

ガチャッ！！

「失礼します。スパンダ統括官。お話とは？」

自身が秘密裏に保持している研究施設の一室にて、一つの資料を見ながらそう言うスパンダに対し、ヒューイがそう言いながら入室してくる。

「ヒューイ。おまえの掲げる『ワームの殲滅』という正義を貫くため、一週間後、この女を『保護』してこい。」

対するスパンダはそう言いながら、先程まで目を通していた資料を手渡す。

その資料にはリサの主であり、家族でもあるカノンのことが載っていた。





「もしもし。佳奈多だけど……えぇ。久しぶりね。実はあなたにお願いしたいことがあって、連絡したんだけど………」

その頃、地上本部を後にした佳奈多は『機動六課』に戻る前にある人物と連絡を取り合っていた・・・