呪われし鎧とライダーになろうとする少女

『ミッドチルダ』(リンクス)、地上本部・・・

「そうか……『機動六課』が『メガリバース計画』を阻止したか……」

「はい。」

異世界、『ミッドチルダ』(リンクス)、地上本部にて、部下であり、娘であるオーリスからの報告にレジアスは真剣な表情でそう言う。

「設立当初は忌々しいと思っていたが……今更ながら頼もしい奴らだな。『機動六課』は。」

「はい。それに八神佳奈多相談役が喝を入れてくれたおかげで私達は今でもここにいる訳ですしね。」

「本当にあの部隊には感謝してもしきれんな。」

「大変です!!レジアス中将!!」

そんななか、一人の局員がそう言いながら慌てて入ってくる。

「なんだ?」

「先程、判明したのですが、書類保管庫からあの設計図が何者かに盗まれました!!」

「!?なんだと!!?」





本局・・・

「異世界、『ウェズペリア』にて実行された『メガリバース計画』を『機動六課』が阻止することに成功した……か……八神佳奈多め。調子に乗りおって………」

その頃、『時空管理局』(リンクス)、本局の一室にて、今は亡き『最高評議会』側だった上層部の一人であるスパンダ・オルガスは報告書を読みながら、そう悪態を吐く。

「だが、良い気になってるのも今のうちだ。この装備が完成すれば、八神佳奈多も『機動六課』も敵ではない!!ハハハハハハハハハッ!!!」

そう言いながら嗤うスパンダの手に握られた資料にはこう書かれていた。

・・・『projectG4』と・・・
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