初デートと家出少年
喫茶店、『コムダ』、店内・・・
「いらっしゃい。」フキフキ
「!?アリス・マーガトロイド!?」
「?マコトさん?」
店に入った後、カウンターでそう言いながらカップを拭いていた、金髪に赤いリボンをヘアバンドのように巻き、一見ワンピースのような青いノースリーブにロングスカート、肩にはケープのようなものを羽織った少女を見ながらそう困惑の声を上げるマコトに対し、みゆきは首を傾げながらそう言う。
「ん?あなた、もしかして、魔理沙の知り合い?」
そんなマコトに対し、少女・・・友人である魔理沙の紹介で偶々、急用で店を休んだマスターの代理としてヘルプに入った、『ゆっくり幻想卿』のアリス・マーガトロイドは首を傾げながらそう尋ねる。
「魔理沙ってもしかして『ゆっくり幻想卿』の方の?」
「えぇ。私はその『ゆっくり幻想卿』の方のアリス・マーガトロイドよ。今は魔理沙の紹介で急用で今日はいないマスターの代理としてヘルプに入ってるの。」
「え、え~と……」
「あぁ、ごめんなさい。単純に彼と私に共通の知り合いがいたってだけだから気にしないで。空いているお好きな席にどうぞ。」
「あ。はい。」
そうしてみゆきはマコトと一緒にカウンター席に座る。
「はい。メニューよ。」
「あ。ありがとうございます。」
カウンター席に座った後、そう言いながらメニューを渡してくるアリスに対し、みゆきはそう言いながら受け取る。
「それで何か飲む?」
「う~ん。そうだなぁ……ここに来るまでに皆が薦めてくれたコーヒーにするか……みゆきは?」
「私もコーヒーで。」
「畏まりました。」
アリスはそう言いながらコーヒー豆を挽き始める。
「コーヒー豆を挽くところから!?」
「本格的だな。」
「まぁ、そこも含めての売りなのよ。ここのコーヒーは……豆も友人の農園で作られた凄く質の良いものだしね。」
そう言いながらコーヒー豆を挽き終えたアリスはサイフォンを準備し、フラスコでお湯を沸かし始める。
「私、こんな本格的なの、見るの初めてです。」
「あぁ、俺もだ……」
その作業工程をみゆきとマコトはそう言いながら、ワクワクしながら見つめる。
アリスは慣れた手つきでフィルターを敷き詰めたロートに挽いたコーヒー粉を注ぎ、ロートをお湯が沸いたフラスコに差し込む。
すると、お湯がロートに登っていく。
「「おぉっ!!」」
「………」
その様子を見て、マコトとみゆきが子どものような反応をするなか、アリスは竹べらで登ってきたコーヒー液を攪拌し始める。
その後、火を弱め、少しの間、放置。
そして、火を消した後、今度はロートからフラスコへとコーヒー液が落下していく。
完全に落下しきると・・・
「はい。完成よ。」
「「!」」
アリスはそう言いながらフラスコからコーヒーをカップに注ぎ、二人の前に置く。
「召し上がれ。」
「「いただきます!!」」
二人はそう言いながらアリスが入れたコーヒーを一口、飲む。
「美味い!!」
「美味しい!!」
「フフ……口に合ってなによりだわ……食事は何が良いかしら?」
「ん~と、じゃあ、俺はこのロースカツサンドセットで……みゆきは?」
「私はこのホットケーキのフルーツ和えをお願いします。」
「畏まりました。」
「いらっしゃい。」フキフキ
「!?アリス・マーガトロイド!?」
「?マコトさん?」
店に入った後、カウンターでそう言いながらカップを拭いていた、金髪に赤いリボンをヘアバンドのように巻き、一見ワンピースのような青いノースリーブにロングスカート、肩にはケープのようなものを羽織った少女を見ながらそう困惑の声を上げるマコトに対し、みゆきは首を傾げながらそう言う。
「ん?あなた、もしかして、魔理沙の知り合い?」
そんなマコトに対し、少女・・・友人である魔理沙の紹介で偶々、急用で店を休んだマスターの代理としてヘルプに入った、『ゆっくり幻想卿』のアリス・マーガトロイドは首を傾げながらそう尋ねる。
「魔理沙ってもしかして『ゆっくり幻想卿』の方の?」
「えぇ。私はその『ゆっくり幻想卿』の方のアリス・マーガトロイドよ。今は魔理沙の紹介で急用で今日はいないマスターの代理としてヘルプに入ってるの。」
「え、え~と……」
「あぁ、ごめんなさい。単純に彼と私に共通の知り合いがいたってだけだから気にしないで。空いているお好きな席にどうぞ。」
「あ。はい。」
そうしてみゆきはマコトと一緒にカウンター席に座る。
「はい。メニューよ。」
「あ。ありがとうございます。」
カウンター席に座った後、そう言いながらメニューを渡してくるアリスに対し、みゆきはそう言いながら受け取る。
「それで何か飲む?」
「う~ん。そうだなぁ……ここに来るまでに皆が薦めてくれたコーヒーにするか……みゆきは?」
「私もコーヒーで。」
「畏まりました。」
アリスはそう言いながらコーヒー豆を挽き始める。
「コーヒー豆を挽くところから!?」
「本格的だな。」
「まぁ、そこも含めての売りなのよ。ここのコーヒーは……豆も友人の農園で作られた凄く質の良いものだしね。」
そう言いながらコーヒー豆を挽き終えたアリスはサイフォンを準備し、フラスコでお湯を沸かし始める。
「私、こんな本格的なの、見るの初めてです。」
「あぁ、俺もだ……」
その作業工程をみゆきとマコトはそう言いながら、ワクワクしながら見つめる。
アリスは慣れた手つきでフィルターを敷き詰めたロートに挽いたコーヒー粉を注ぎ、ロートをお湯が沸いたフラスコに差し込む。
すると、お湯がロートに登っていく。
「「おぉっ!!」」
「………」
その様子を見て、マコトとみゆきが子どものような反応をするなか、アリスは竹べらで登ってきたコーヒー液を攪拌し始める。
その後、火を弱め、少しの間、放置。
そして、火を消した後、今度はロートからフラスコへとコーヒー液が落下していく。
完全に落下しきると・・・
「はい。完成よ。」
「「!」」
アリスはそう言いながらフラスコからコーヒーをカップに注ぎ、二人の前に置く。
「召し上がれ。」
「「いただきます!!」」
二人はそう言いながらアリスが入れたコーヒーを一口、飲む。
「美味い!!」
「美味しい!!」
「フフ……口に合ってなによりだわ……食事は何が良いかしら?」
「ん~と、じゃあ、俺はこのロースカツサンドセットで……みゆきは?」
「私はこのホットケーキのフルーツ和えをお願いします。」
「畏まりました。」