話し合いと新しい“力”

「師匠。何故、ここにきたんですか?」

「ん?あぁ、俺は貴虎の迎えにきたんだよ。」

「私の?」

首を傾げながらそう尋ねる水無月にそう答える紘汰の言葉に対し、貴虎さんが首を傾げながらそう反応する。

「あぁ、おまえが忽然と消えたことをミッチが戒斗に相談して、戒斗が調べた結果、この異世界、『ウェズペリア』に迷い込んでいることがわかって、ミッチは戒斗を通して俺におまえを連れ戻してほしいと頼んだんだよ。」

「戒斗って駆紋戒斗のこと?」

「その人、あなたに折られた剣の切っ先でグサッ!!とお腹を刺されてなかった?」

「ちょっ、間違いではないけど、言い方……まぁ、それはな……」

首を傾げながらそう言う春美さんとひかるさんに対し、紘汰はそう言いながら本家鎧武の最終回の後、紘汰に敗北したロードバロンこと駆紋戒斗は肉体が滅びてもその強すぎる魂は精神体となって生き延びていた(オリジナル設定)らしい。

今は沢芽市の守り神として街や人々を怪人達から護っているとのこと(これもオリジナル設定)。

「ーーーってな訳。」

「なるほどな……一翔。一つ言いたいことがあるんだが……」

「奇遇ですね。和也さん。僕もですよ。」

「っていうか多分、転生者組全員が同じこと、思ってるんじゃね?www」

「じゃあ、転生者組全員で一斉に言うか。」

「ですね。」

「せぇーのぉっ!!」

『ご都合主義ってホント素敵(www)』

「?」

「どうぞ。」スッ

わりと真顔でそう言う僕達、転生組に首を傾げる紘汰の目の前にランがそう言いながらフルーツパフェを置く。

・・・なんか久しぶり感があるな。うん・・・

「……俺、ヘルヘイムの実しか食えないんだけど……」

「だいじょうぶ。そのへるへいむのみをつかったふるーつぱふぇだから。くりーむもへるへいむのみをまぜこんでつくってるし。」

なんか何気に凄い技術を普通のことのように言ってるんだけど・・・流石は雪姫の分身だな・・・

「じゃあ、お言葉に甘えて……(パクッ!!)美味いな!!これ!!」

「っていうかランちゃんも久しぶりだよね。」

「まぁ、この世界での22年前と姿が全く変わってないから少し心配だな。おい。」

「このままのすがたがらくなのよ。」

「あぁ!それは同感です!!小さい方が色々と便利ですよね♪」

紘汰がそう言いながらラン作ヘルヘイムフルーツパフェを舌鼓したつづみを打つなか、そう言う飛鳥さんと恭弥さんに普通にそう言うランに対し、はやての肩に乗るリィンフォース・ツヴァイことリィンが笑顔でそう言う。

「あぁ~、なんかまた話が脱線してもうたけど、カオスファクターについても情報を集めていかんとな。」

「今回のショッカーのように『Xマジンラー』と手を組む可能性もあるしね。」

「それはないと思います。ネスやカオスファクターからは『Xマジンラー』やショッカーのような邪心が全く感じられませんでしたから。」

「確かに……俺達が戦ったルナティックも自分達の目的は世界を救済することだと言っていた……全次元世界を征服することが目的である『Xマジンラー』と組むとは考えられねぇな……」

はやてが真剣な表情でそう言うなか、そう言うフェイトに対し、実際にネスやルナティックと戦ったノゾミや一輝さんはそう言った。
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