幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

「……尖兵として送り込んだ怪人は倒されたか………」

ノゾミ達がギルドへ帰るためにムラド達と戦った現場から去っていった後、黒いフード付きのマントを着た男がそう言いながら、その場に現れる。

「まぁ、いい……これから……そうこれからなのだ……我らが全ての世界を“絶望の闇”に包み込むのは……フ、フフフ………」

マントの男は不気味な笑みを浮かべながら、そう言いながらスーっとその場から姿を消した。





ギルド、『希望の翼』内・・・

「ん?」

「?ノゾミ?」

「どうかしたのか?」

「今、なんか嫌な気配がしたような……」

「「?」」

「おぉーい!!ノゾミ!!にとり!!阿号!!お帰り!!」

『ビャッコの森』から無事帰った後、私、にとり、阿号の三人がそう話をするなか、受付をやっている、ギルドマスターのフェン・フィニーノさんの契約イマジン、デネブが手を振りながらそう話しかけてくる。

あ。因みに今の視点は私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。

って私はまた誰に説明してるんだろう?
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