カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ！！

「ぐっ・・・この・・・！！」

ライトニングの千回連続“勇者パンチ”を覇道はマスクドフォームと身体強化で乗りきろうとする。

が、その装甲に徐々に罅が入っていく。

「はぁっ！！」

ドカァァァンッ！！

「ぐはぁぁぁっ！？」

パァァァ・・・ドサッ！！

最後にライトニングは渾身の一撃を食らわせ、覇道を殴り飛ばす。

覇道はダークカブト・マスクドフォームとしての変身が解け、倒れ込む。

「ぐっ……くそ……っ！！」

「一気に決めるよ！！スターズ！！郡ちゃん！！」

「うん！！」

「はい！！」

倒れ込んだ覇道に対し、ライトニング、スターズ、千景の三人はそう言いながら向かおうとする。

『エニグマ！！マキシマムドライブ！！』

「「「！？」」」

ズガァァァンッ！！

が、その瞬間、その音声と共に三人が吹き飛ばされる。

「「きゃあああっ！？」」

「うわっ！？」

「くっ……エニグマ……」

「・・・」

三人が吹き飛ばされた直後、エニグマが覇道の近くに現れる。

「■■■■■」

「……わかったよ……」

パァァァ・・・

覇道はそう言いながら銀のオーロラでその場から撤退する。

「くっ……あなたは……？」

覇道が撤退した後、一人、その場に残ったエニグマに対し、ライトニングは立ち上がりながらそう尋ねる。

「・・・」

が、エニグマはその問いには答えず、覇道が撤退に使った銀のオーロラの中へと消える。

「何だったの？一体……」

「わからないけど、少なくとも『Ｘマジンラー』の関係者だろうね。」

「あれ？そういえば、郡ちゃんは？」

いつの間にか千景がいなくなっていることに気付いたライトニングはそう言いながら辺りを見渡す。

「多分、この時代の闇梨沙さんの所に戻ったんだと思う……僕達もお母さん達に見つかる前に戻ろう。お姉ちゃん。」

「……うん……」

二人がそう言った直後、ハイパーゼクターが飛んでくる。

『Hyper Clock Up』

パァァァ・・・

次の瞬間、二人は光に包まれながらその場から消えた。

「くくく……朱月藤果も奪い返されたのは少し痛いが、なかなか愉しめたな……くくく……」

影からその様子を観ていたソロモンは不敵な笑みを浮かべながらそう言う。

「さて、このメガリバース計画が実行されている隙に『アイツ』は世界神の所で暴れてるだろうし。俺も本体の所に戻るか……」

ソロモン、否、ソロモンの複製体はそう言いながらダーカー因子となり、本体であるソロモンの所へと戻っていった。