発動!メガリバース計画

ビャッコの森、レビアの湖・・・

「………」

その頃、ビャッコの森、レビアの湖の畔にて、綺麗に整えられた長い黒髪に褐色の肌、黄色い瞳にメイド服を着た、十四歳くらいのダークエルフの少女が佇んでいた。

パァァァ

その少女の近くに召喚魔法陣が展開され、荒野でのノゾミ達との戦いから撤退したネス、ルナティック、デスペラードの三人が転移されてくる。

「ご無事でなによりです。ネス様。ルナティック様。デスペラード様。」

「よっ♪ハイディーンちゃん。私達の回収、ご苦労様♪」

「ネスちゃんの直轄である『特務遊撃部隊 ディスペアー』の召喚士であるあなたも連れてきて正解でした。」

恭しく頭を下げながらそう言う少女、ハイディーンに対し、ルナティックとデスペラードはそう言う。

「ネス様。お怪我の具合は?」

「あぁ、大丈夫だ。」

「それじゃあ、戻りますか♪」

『ゲート!!』

シュウウウ・・・ッ!!

ルナティックが笑顔でそう言いながら取り出した一本のガイアメモリ、ゲートメモリのスィッチを押した瞬間、虚空に生体コネクタのような模様が浮かび上がる。

カチッ!!シュウウウ・・・ッ!!

その模様にルナティックがゲートメモリを挿した瞬間、その模様を中心に空間が裂け、自分達、カオスファクターの拠点である『楽園』へと繋がる。

その後、ネス達四人はその裂け目を通り、その場から消えた。
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