発動!メガリバース計画

本郷VS地獄大使・・・

「「はぁ……はぁ……」」

仮面ライダー一号に変身した本郷とガラガランダに変身した地獄大使はほぼ互角な戦いを繰り広げていた。

「くっ……流石だな。本郷猛……昔よりもまた更に強くなった……」

「貴様こそ、その“力”……ただ『Xマジンラー』の強化改造を受けて得た“力”という訳でもなさそうだな……地獄大使!!」

「当たり前だ。貴様という宿敵を倒し、世界を手にするために私を始め、ショッカーの戦士達は皆、鍛錬を積んできたのだ!!」

パァァァ・・・

地獄大使はそう言いながら左手のフックに己の全魔力並びに全エネルギーを集束させる。

「決着を着けよう。地獄大使!!」

パァァァ・・・

対する本郷もそう言いながら己の全エネルギーを右足に集束させる。

「・・・とうっ!!」

集束させた後、本郷は跳び上がり、飛び蹴りの体制に入る。

「“ライダァァァ・・・キイイイィィィック”ッ!!!」

「はあああぁぁぁーーーっ!!!」

ズガアアアァァァンッ!!

次の瞬間、本郷の“ライダーキック”と地獄大使のフックがぶつかり合った。

荒野・・・

悠姫の相手を和也とツキトに任せたカオリとクラウンピースは飛んで、サグメが囚われているメガリバース装置の核へと向かう。

ズオオオォォォーーーッ!!

「「!?」」

そんな二人の前に長く伸びた機械的な黒いドクロの生首が幾つも出現し、立ち塞がる。

「見たところ、防衛システムのようね……いくよ!!クラウンピースちゃん!!」

「うん!!」

そうして二人は防衛システムであるガンダムヘッドならぬドクロヘッドに向かっていった。
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