幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

「ふぅ……」

「お疲れ様。阿号。」

「にとり………」

「帰ったら、とりあえずはメンテだね。」

「あぁ。」

ムラドを倒した後、戦闘モードを解除した阿号はそうにとりと話をする。

あ。因みに今の視点は二人の主で家族でもある私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

「まぁ、とりあえず……阿号。にとり。『Xマジンラー』って何?『裏切り者』ってどういうこと?」

とりあえず、さっき阿号が倒した上級ホラー、ムラドが言っていた『Xマジンラー』や阿号のことを『裏切り者』と言っていたことについて、私はそう二人に尋ねる。

「あぁ、そういえば、ノゾミにはまだ話してなかったね。」

「実はな……」

そんな私に対し、にとりはそう言い、阿号はそう言いながら、にとりと出会う前、自身も洗脳される形で入っていた『Xマジンラー』の前身の組織、『マジンラー』のことについて、説明してくれた。
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