『アトラン王国』、王城・・・

「……来たで……」

その頃、佳奈多からの要請を受け、佳奈多、カオリ、なのは、フェイト以外の『機動六課』(リンクス)の前線メンバー全員を引き連れ、世界への影響を押さえているリサのガードをしていたはやては上空から背中に付けたロケットブースターで飛びながら向かってくる人型をしたガジェット・・・ガジェットⅣ型の大群を見ながらそう言う。

「？なんだ？あの兵器共は……」

「人型のガジェット？」

「今まで見たことのないタイプね。」

向かってくるⅣ型を見て、デュオ、スバル、ティアナの三人は首を傾げながらそう言う。

「前に和也さんから聞いたことがある。この世界での２２年前、何処かの組織が送り込んできた10000体ものガジェットから帝国を護るために戦った際、人型をしたガジェットとも戦ったって……あれらも恐らくそれの同型機や……」

そんな三人や他の『機動六課』の面々に聞こえるようにはやてが真剣な表情でそう言うなか、Ⅳ型達はヴィヴラニム製のガトリングガンと化した左腕とアダマンチウム製の剣と化した右腕を構えながら襲いかかってくる。

「いくで！！皆！！」

『はい(おう)！！』

対するはやて達『機動六課』もまた各々の得物を構えながら迎え討った。