敗北を超えて
地上・・・
「ほぉ……これはまた……なかなかのデザインだね……」
アトラン王国とゴリアテ帝国の間にある荒野に出た後、そこにあったメガリバース装置を見て、スカリエッティはそう感想を述べる。
メガリバース装置は巨大な銀のドクロに側面から黒い木の根っこのようなものが土に根を下ろし、額部分には巨大な赤いクリスタル、頭にはメカニックで巨大な十字架を付けた外見をしており、十字架の中心部にはサグメが囚われていた。
「まぁ、本家のとはデザインは違うけどね。」
「………」
「それじゃあメガリバース装置、作動。」
ブゥゥ・・・ン・・・ッ!!
「う、うぅ……っ!?」
悠姫がそう言った瞬間、ドクロの双眼が妖しい赤い光を放ちだし、囚われていたサグメが苦しみだす。
オオオ・・・ッ!!
次の瞬間、十字架の頂点から赤い霧のようなものが噴き出し、空を覆い始めた。
「ほぉ……これはまた……なかなかのデザインだね……」
アトラン王国とゴリアテ帝国の間にある荒野に出た後、そこにあったメガリバース装置を見て、スカリエッティはそう感想を述べる。
メガリバース装置は巨大な銀のドクロに側面から黒い木の根っこのようなものが土に根を下ろし、額部分には巨大な赤いクリスタル、頭にはメカニックで巨大な十字架を付けた外見をしており、十字架の中心部にはサグメが囚われていた。
「まぁ、本家のとはデザインは違うけどね。」
「………」
「それじゃあメガリバース装置、作動。」
ブゥゥ・・・ン・・・ッ!!
「う、うぅ……っ!?」
悠姫がそう言った瞬間、ドクロの双眼が妖しい赤い光を放ちだし、囚われていたサグメが苦しみだす。
オオオ・・・ッ!!
次の瞬間、十字架の頂点から赤い霧のようなものが噴き出し、空を覆い始めた。