和也VS紗夜・・・

ガキキキキキキキキキキキキキキキィンッ！！

アーマークリエイトでデスティニーガンダムに変身した和也はリサの父、裕人が開発したZ装備、ライガーゼロ・イェーガーを装着した第四勢力、ホワイトファングからの刺客である紗夜と高機動戦を繰り広げる。

「ッ……思いの外、やりますね。別次元の魔導士……！！」

「そっちこそ、盗んだ機体を使ってる割には良い腕してやがる……」

ズガアアアァァァンッ！！

若干悔しそうにしながらそう言う紗夜に対し、和也はそう言いながら高エネルギー長射程ビーム砲でビームを放つ。

「フッ！！」

対する紗夜はそのビームを紙一重で避けながら肉簿し、右手の爪で斬りかかる。

ヴゥン・・・ッ！！

が、次の瞬間、和也の姿が映像のように消える。

「ミラージュコロイドですか……」

紗夜が冷静にそう言うなか、いつの間にか背後を取っていた和也がアロンダイトビームソードで斬りかかる。

ズガガガガガァンッ！！

「ぐっ！？」

が、尻尾の先にあるフライングバルカンポッドから放たれた数弾の銃弾が和也の腹を撃ち抜き、

「はぁっ！！」

ズバァァァンッ！！

「ぐはぁっ！？」

紗夜が振り向き様に振るった爪で斬り裂かれ、吹き飛ばされる。

「ッ……おまえ、そんな良い声してんだから、人を傷付けるより声優や歌手の方が向いてるんじゃねぇか？」

「！？」

吹き飛ばされた後、体制を立て直しながらそう言う和也の言葉に紗夜は思わず動揺する。

「？」

そんな紗夜の様子を不審に思いながらも和也はわざと隙を作る。

「ッ！！はぁぁぁっ！！」

ズドォォォンッ！！

「ぐっ！？」

その隙を突き、紗夜は右手の爪で和也の腹を貫く。

「くっ……捕まえたっ！！」ｶﾞｼｯ!!

「！？」

が、和也はそう言いながら左手で自身を貫いた紗夜の右腕を掴み、逃げられないようにする。

「朱音！！おまえの“力”、借りるぞ！！」

「！？あなた、一体何を！？」

次の瞬間、和也はそう言いながら紗夜の頭に右手を起き、自らの友人の一人である平行世界の魔導士、東野朱音のオリジナル魔法、“メモリアルリーク”を発動した。