地獄の妖精と月の民

「ククク……覇道。ウーノ。地獄大使。後の始末は俺達がやるから先に戻ってろ。」

「うーん……じゃあ、そうさせてもらおうかな……」

「ふん……」

「………」

覇道はそう言いながら地獄大使とウーノと共に銀のオーロラへと消える。

「さてと……」

シュウウウ・・・ッ!!

ソロモンはそう言いながら右手の掌からダーカー因子を放出し、プレディカーダを大量に生み出す。

『!?』

「ククク……行け。」

『グオオオォォォーーーッ!!』

ソロモンが不敵な笑みを浮かべながらそう言った瞬間、生み出されたプレディカーダや生き残った戦闘員達は一斉に一輝達に襲いかかる。

ポオオオォォォーーーッ!!ズギャアアアァァァンッ!!

『グオオオォォォーーーッ!?』

『!?』

が、その瞬間、真横から走ってきたマンティスライナーに殆んどの怪人が轢かれる。

「「「「「「「………」」」」」」」

マンティスライナーが通り過ぎた後、マンティス、ディラーネ、ロングホーン(色違い)、ファルコン、ネメシス、陣鬼の六人の仮面ライダーとトッキュウ8号が現れる。

「!?リヒテルさん!!蒼牙さん!!竜牙さん!!ファルコさん!!ラグさん!!響介さん!!舞人さん!!」

「すまない。遅くなった。」

「ここは俺達に任せろ。」

「ククク……ドラッド隊と勇者特急隊のお出ましか……」

そう言う秀介にリヒテルと蒼牙がそう言うなか、ソロモンは不敵な笑みを浮かべながらそう言う。

「……少し分が悪いか……朱月藤果。引き上げるぞ。」

「………」

ジィィィ・・・ッ!!

ソロモンがそう言った瞬間、藤果は自分達の背後にクラックを出現させる。

「じゃあな。」

次の瞬間、ソロモンと藤果はクラックの中へと消える。

「ッ……逃げられたか……」

「とにかく今は他の怪人達を……」

そうしてリヒテル達七人は残された戦闘員達の殲滅を開始した。
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