その後、貴利矢とツキトがレーザー・チャンバラバイクゲーマーレベル３とカドゥケウス・ダークネススタイルに変身し、春美、ひかる、一輝の三人もバリアジャケットを展開し、地獄大使もガラガランダに変身し、戦闘を始める。

「「………」」

が、貴虎と断片である女性はほぼ微動だにせず、互いに見据える。

「……まさか、あなたもこの世界にいるとは驚きました……貴虎お坊っちゃま……」

「藤果……どうして君がここに！？」

そんななか、不意に話しかけてきた女性、朱月藤果に対し、貴虎は動揺を隠せないといった風に尋ねる。

『Set Up』

が、彼女から返ってきたのは、

「変身。」

『チェーンジ！！仮面ライダー！！イドゥン！！』

『リンゴアームズ！！』

『DESIRE FORBIDDEN FRUITS！！』

パキィィィンッ！！

明確なる殺意。

「！？」

「フッ！！」

次の瞬間、藤果はアップルリフレクターからソードブリンガーを引き抜き、斬りかかってくる。

「ッ！！」

対する貴虎は藤果の剣撃を素早い動きでかわしながら距離を取る。

「どうしました？変身して戦わなければ死にますよ？」

「……やるしかないのか……」ｶﾞﾁｬﾝｯ!!

『メロンエナジー！！』

ソードブリンガーの切っ先を向けながらそう言ってくる藤果に対し、貴虎はそう言いながらゲネシスドライバーを装着し、メロンエナジーロックシードを取り出し、開錠する。

「変身！！」

『ロックオン！！』

『ソーダ！！』

『メロンエナジーアームズ！！』

パキィィィンッ！！

次の瞬間、貴虎は斬月・真に変身する。

「「………」」

貴虎と藤果は互いに睨み合う。

ガキィィィンッ！！

次の瞬間、貴虎のソニックアローと藤果のソードブリンガーがぶつかり合った。