『アトラン王国』、街中・・・

「おぉっ！！昨日はあんまり見れなかったけど、王国には色々な店があるな！！サグメ！！」

つ『そうだね。ピーちゃん。』

「こらっ！！二人で勝手に行くなっての！！」

その頃、そう言いながら何処かへ行こうとするクラウンピースとサグメの二人に対し、二人や和也を除くフレイム分隊、なのはと同様、カオリの教育実習の様子を見に来た天道の七人の街案内をすることになった彩夏の夫、黒原秀介はそう言う。

尚、クラウンピースとサグメは一晩、一緒に過ごしたからか、かなり仲良くなった。

「はははっ！！良いじゃねぇか。子どもらしくて！！俺は好きだぜ。」

「確かに……子どもは元気な方が良い……」

「しかし、あの天道総司が『アクエリアス』から来るとはねぇ～」

「しかも、カオリちゃんと付き合ってるとはねぇ～」

そんな秀介に貴利矢と天道がそう言うなか、天道とカオリの関係について、春美とひかるがそう言う。

パァァァ・・・

『！？』

そんななか、一同の前に銀のオーロラが出現する。

つ『( ; ゜Д゜)！？』

「敵か！？」

そのオーロラを見て、サグメがビクつき、クラウンピースがそう言いながら警戒するなか、

バッ×２！！

『！？』

「「「………」」」

オーロラから専用バイク、カドゥケイサーとサクラハリケーンに乗ったツキトと水無月が飛び出してくる。

ツキトの後ろにはもう一人、男性も乗っている。

「「「「ツキト(君)！？」」」」

「あ。お久しぶりです。一輝さん。春美さん。ひかるさん。貴利矢さん。」

そう困惑の声を上げる四人に対し、ツキトは普通にそう言う。

つ『(・_・?)』

「？知り合いなのかい！？」

『！？』

「イーッ！！」
「イーッ！！」
「イーッ！！」

「ア・・・アァ・・・」

「ギャオオオォォォッ！！」

そんな五人の様子にサグメは首を傾げ、クラウンピースがそう尋ねようとした瞬間、至る所から多数のショッカー戦闘員、クズヤミー、グールが現れ、一同を取り囲んだ。