幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

「グオオオォォォーーーッ!!」

「フッ!!」

ガキィィィンッ!!

一体の低級ホラーの爪を私は剣形態のサクラで受け止める。

あ。どうも。視点は作者から変わって只今、にとりと阿号と共に謎の組織、『Xマジンラー』からの刺客と思われる九体の怪人と戦っているノゾミ・ナカムラです。はい。

って私はまた誰に説明してるんだろう?

「「グオオオォォォーーーッ!!」」

私がそう首を傾げながら、サクラで一体の低級ホラーの爪と鍔競り合いをしているなか、他の二体の低級ホラーが襲いかかってくる。

「甘いよ。」

「「!?」」

ズドドドドッ!!

その二体の低級ホラーに対し、私はそう言いながら、すぐさまサクラが学習した『増殖』でもう一つのサクラを作り出し、銃形態にして、四弾の“アイスバレッド”を放つ。

ズガガガガァンッ!!

「「グオオオォォォーーーッ!?」」

「ハッ!!」

「!?」

ガキィィィンッ!!

私が放った四弾の“アイスバレッド”を受け、二体の低級ホラーがダメージを負うなか、私は鍔競り合いをしていた低級ホラーの爪を弾き上げ、

「はぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

剣形態のサクラで一閃して、二体の低級ホラーの方に吹き飛ばす。

「「「グッ……」」」

「………」

ポオ・・・

三体の低級ホラーがダメージを負いながら構え直すなか、私は右手に握った剣形態のサクラの刀身に青いオーラ、冷気を纏わせる。

「“ブリザードスラッシャー”!!」

ズバァァァンッ!!

次の瞬間、私はそう言いながら、お母さんから教えてもらった強力な冷気の“斬撃”、“ブリザードスラッシャー”を放つ。

「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」バサァッ!!

が、三体の低級ホラーは翼を羽ばたかせ、上空へ飛ぶことで“ブリザードスラッシャー”をかわす。

「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」

“ブリザードスラッシャー”をかわした後、三体の低級ホラーは雄叫びを上げながら、上空から突進してくる。

「動きが単調過ぎるよ。」

「「「!?」」」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

そんな三体の低級ホラーに対し、私はそう言いながら右手のサクラを銃形態にし、二丁流になったサクラで三十弾の“アイスバレッド”を放つ。

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「「グオオオォォォーーーッ!?」」

ドカァァァンッ!!

私が放った三十弾の“アイスバレッド”を受け、二体の低級ホラーは断末魔の叫びを上げながら爆発し、消滅する。

「グオオオォォォーーーッ!!」

が、その二体を盾にすることで三十弾の“アイスバレッド”をかわした残り一体の低級ホラーは私の背後を取り、先が尖った尻尾で串刺しにしようとする。

「でもまぁ、聞こえてるんだけどね。」ヒョイ

「!?」

が、“見聞色”の覇気で動きを先読みしていた私はそう言いながら、低級ホラーの尻尾をかわし、

「フッ!!」

「!?」

ザクッ!!

すぐさま剣形態に変えた左手のサクラを尻尾に突き刺し、地面に固定する。

「グオオオォォォーーーッ!?」

「フッ!!」

「!?」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

尻尾を刺され、苦痛の声を上げる低級ホラーに対し、私は右手のサクラで“サンダーバレッド”を連射しながら駆ける。

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

私が連射した“サンダーバレッド”を受け、低級ホラーがダメージを受けるなか、私は空いた左手に剣形態のサクラを『増殖』で作り出し、その刀身に強力な冷気と“武装色”の覇気を纏わせる。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「!?」

ズバァァァンッ!!

次の瞬間、私は冷気と覇気を纏ったサクラで最後の低級ホラーを斬り裂く。

「グオオオォォォーーーッ!?」

ドカァァァンッ!!

斬り裂かれた低級ホラーは次の瞬間、断末魔の叫びを上げながら爆発し、消滅した。まる。
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