「RPT2000の勇者パーティ四人の魂を宿したガイアメモリに新しい転生者、別世界からオーロラで迷い込んだ稀神サグメか。」

「何処からツッコミを入れるべきかしらね。」

『まぁ、『もしも』ならよくあることだってことで納得すればいいよ。』

「そーなのかー。」

「ちょっwwwwwそれ、ルーミアwwwww」

ブライアン達と零次君、サグメちゃんに関する説明を聞いた後、和也さんがそう言うなか、そう言う春美さんにブライアンがそう言い、軽くボケるひかるさんには零次君が笑いながらそうツッコミを入れる。

「しかし、まさか、ショッカーもこの世界に来ていて、サグメを狙ってるとはな。」

つ『カオリさんやノゾミさん達のおかげで助かりました。』

真剣な表情でそう言う一輝さんに対し、未だにカオリさんに抱き抱えられているサグメちゃんは筆談でそう言う。

「んで、カオリちゃんはなんでサグメちゃんを抱き抱えてるの？」

「可愛いから。」ｷﾘｯ

「そういえば、和也さん達はどうしてここに？」

首を傾げながらそう尋ねるひかるさんにカオリさんがそう答えるなか、セッテは首を傾げながらそう尋ねる。

「あぁ、実は『Ｘマジンラー』がこの世界でまた何かをやらかそうとしているという情報を掴んでな。それでこっちに来たんだ。」

「んで、今はここでデネブの料理で腹拵えしているところ。」

「へぇ～～～」

「因みにここでの食事代は？」

「あぁ、一翔のツケだ。無許可だが……」

お父さん・・・

「ただいま戻りましたぁ～。」

「へぇ～～～、ここがギルドってやつかぁ～～～」

そんななか、ヴァルバジアの討伐に行っていたマコト君達が金髪のロングヘアーに赤がかった紫の瞳、ピエロのような格好をした、サグメちゃんと同じ十二才くらいの妖精を連れて戻ってくる。

「！？」

「ん？中二病じゃん。あんたもこのギルドの奴に保護されたのか？」

「う、うわぁぁぁんっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ!!

「！？」

『！？』

突然、サグメちゃんが泣きながら妖精に抱きつく。

え？知り合い？