地獄の妖精と月の民

「イーッ!!」
「イーッ!!」
「イーッ!!」

「なに?この変態達、もしかして………」

「『Xマジンラー』!?」

「いやwwwww多分、違うwwwww」

「こいつはまた予想外ね。サグメだけでなくショッカーも出てくるなんて……これじゃあ魔法世界というよりスーパーヒーロー大戦、若しくはクロスオーバーの世界ね……」

自分達を取り囲んだ変質者、否、ショッカー戦闘員を見ながらそう言うノゾミとセッテに零次が笑いながらそう言うなか、美咲は真剣な表情でそう言う。

そんななか、戦闘員達の隙間から黒い蠍のような怪人が現れる。

「さしずめ毒サソリ男って奴かしら。」

「あれ?wwwww本家では戦闘員を伴ってなかったと思うんだけどwwwww」

「その片翼の娘を渡してもらおうか。」

美咲が真剣な表情でそう言い、零次が笑いながらそう言うなか、怪人、毒サソリ男は左手の鋏でサグメを指差しながらそう要求する。

「!?」ビクッ!!

「……それはお断りだね。」

『ドライバーオン・プリーズ』

そんな毒サソリ男の言葉にサグメが思わずビクつくなか、そんなサグメを横目で見ながら、ノゾミはそう言いながらホープドライバーを装着する。

「来て!!イージスゼクター!!」

キュィィィンッ!!ガチャンッ!!

そんななか、セッテがそう言った瞬間、何処からかイージスゼクターが飛んできて、セッテの右手首のライダーブレスにセットされ、美咲もマッハドライバー炎を装着する。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!!シャバドゥビタッチヘンシーン!!』

『シグナルバイク!ライダー!』

「「「変身!!」」」

『ソル・プリーズ。サンサン・・・サンサン・・・ッ!!』

『Henshin』

『Change Aegis』

『マッハァッ!!』

パキィィィンッ×3!!

次の瞬間、ノゾミはホープ・ソルスタイルに、セッテはイージスに、美咲はマッハに変身する。

「!?」

「「「イーッ!?」」」

「貴様ら……仮面ライダーか!?」

「追跡!撲滅!いつでもぉ~、マッハァッ!!仮面ライダー~~~マッハァッ!!!」

「さぁ、希望のショータイムよ。」

変身した三人を見て、サグメは驚き、戦闘員達と毒サソリ男がそう困惑の声を上げるなか、美咲とノゾミはそう決め台詞を言う。

ヴィオラ、エレン、零次の三人もスターライトソード、ダークネスソード、琥珀を構え、六人はサグメを護るように戦闘体制を取る。

「………」オロオロ

「後でお話、聞かせてね。」

つ『は、はい(>Д<)ゝ!!』

「貴様ら、邪魔をする気か……かかれぇっ!!」

「「「イーッ!!」」」

オロオロするサグメにノゾミがそう言うなか、毒サソリ男がそう命じた瞬間、戦闘員達はククリ刀を手に一斉に襲いかかってくる。

こうしてノゾミ達六人とショッカーの戦いが始まった。
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