波乱万丈!修学旅行!!

ズドドドドドドドォォォンッ!!

ズバババァァァンッ!!

「「「「!?」」」」

アルティメットキメラベムスターの能力による石化が進むなか、何処からか、黄色い三日月状の光線が放たれ、ウルトラマン達を縛りつける『光の鞭』を斬り裂く。

それにより、三人の石化が止まる。

ズガガガガガガガァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

「「「!?」」」

その直後、今度はアルティメットキメラベムスターの首筋に光線が当たり、ダメージを与える。

「キイイイィィィーーーッ!!」

次の瞬間、三日月状の光線、“放電光線”が放たれた方からヴィヴィオがテッテレーランドにて新たに仲間にした、ヴィヴィオのネオバトルナイザーの元の持ち主であるレイの持ち怪獣だったエレキングがそう雄叫びを上げながら現れる。

「!?」

「なっ!?エレキングだと!?」

「キイイイィィィーーーッ!!」バチバチッ!!

「!?」

ドカァァァンッ!!

突然、乱入してきたエレキングを見て、悠姫が驚愕し、燐がそう困惑の声を上げるなか、全身に電気を纏ったエレキングはクロックアップ並みのスピードでアルティメットキメラベムスターに肉簿しながらラリアットを食らわせる。

「グオオオォォォーーーッ!?」

「キイイイィィィーーーッ!!」

「!?」

ドカッ!!ドカッ!!ドカァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

ラリアットを食らってダメージを受けるアルティメットキメラベムスターに対し、エレキングは左、右ストレート、左アッパーを食らわせ、殴り飛ばす。

その隙に三人のウルトラマンは自力で一部の石化を解除する。

『あのエレキングは一体……?』

(聞こえる?カオリちゃん。ノゾミちゃん。ハヤタさん。)

(((!?ヴィヴィオ(ちゃん)(叔母さん)(君)!!)))

乱入してきたエレキングを見ながら、ティガカオリが首を傾げながらそう言うなか、そう言うヴィヴィオの“念話”がティガカオリネクサスノゾミ)
初代ウルトラマンハヤタの三人に聞こえてくる。

(そのエレキングは今日、新しく入った私の怪獣なの。だから、その子と協力して目の前にいる怪獣を!!)

「グオオオォォォーーーッ!!」

ヴィヴィオが“念話”でそう説明するなか、アルティメットキメラベムスターは両手の鋏でエレキングに殴りかかってくる。

「キイイイィィィーーーッ!!」

ガシィィィンッ!!

対するエレキングは両手でアルティメットキメラベムスターの鋏を受け止める。

そんなエレキングに背後からアルティメットキメラベムスターの尻尾の針が襲いかかってくる。

「セヤァッ!!」

「!?」

ズバァァァンッ!!

が、初代ウルトラマンが“八つ裂き光輪”を放ち、アルティメットキメラベムスターの尻尾を斬り裂く。

「グオオオォォォーーーッ!?」

「キイイイィィィーーーッ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

尻尾を斬り裂かれ、苦痛の声を上げるアルティメットキメラベムスターに対し、エレキングは右足で蹴り飛ばす。

「デュアァッ!!」

『“電撃パンチ”!!』

「!?」

ズバァァァンッ!!

バキィィィンッ!!

その後、ネクサスが“シュトロームソード”でアルティメットキメラベムスターの左手の鋏を斬り裂き、いつの間にかパワータイプに変わっていたティガが“電撃パンチ”を放って右手の鋏を粉砕する。

「グオオオォォォーーーッ!?」

「キイイイィィィーーーッ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

両手の鋏を破壊され、苦痛の声を上げるアルティメットキメラベムスターに対し、エレキングは体当たりしてさらに吹き飛ばす。

「グオオオォォォーーーッ!?グッ・・・グオオオォォォーーーッ!!」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

エレキングに体当たりされ、吹き飛ばされた後、アルティメットキメラベムスターはそう雄叫びを上げながら立ち上がり、腹部の吸引アトラクタースパウトから極太光線を放ってくる。

「セヤッ!!」

「テヤッ!!」

「エレキング!!」

「キイイイィィィーーーッ!!」

ズガァァァンッ×3!!

アルティメットキメラベムスターの極太光線に対し、初代ウルトラマンは“スペシウム光線”を、ティガは“ゼペリオン光線”を、エレキングは“エレキングコレダー”を放ち、対抗する。

ズガアアアァァァーーーンッ!!

アルティメットキメラベムスターの極太光線と二人の光線と一体の電撃はぶつかり合い、拮抗する。

「『ノゾミちゃん!!』」

『今だ!!』

「デュワッ!!」

ヴィヴィオ、ティガカオリ初代ウルトラマンハヤタがそう言うなか、ネクサスノゾミは飛び上がる。

『“アローレイ・シュトローム”!!』

「!?」

ズガァァァンッ!!

次の瞬間、ネクサスノゾミの放った“アローレイ・シュトローム”がアルティメットキメラベムスターの胸を貫き、

ズガアアアァァァーーーンッ!!

ティガカオリ初代ウルトラマンハヤタの光線とエレキングの電撃がアルティメットキメラベムスターの極太光線を打ち負かし、アルティメットキメラベムスターを呑み込む。

「グオオオォォォーーーッ!?」

ドッカァァァンッ!!

三人と一体のからの止めの一撃を食らい、吸収できる許容量を超えたアルティメットキメラベムスターはそう断末魔の叫びを上げながら爆発し、消滅した。
38/41ページ
スキ