波乱万丈!修学旅行!!

「か、カッコいい……」

「グオオオォォォーーーッ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

クラスゴッドイーターに変わったマコトを見て、ウルトラキュアハッピーが思わずそう言うなか、アルティメットDは十数弾の“アルティメットボム”を放ってくる。

「ッ!!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

次の瞬間、“アルティメットボム”は全弾命中し、マコトがいた所が土煙に包み込まれる。

「マコトさん!!」

「フフフ……」

その土煙を見て、ウルトラキュアハッピーがそう言い、アルティメットDがそう笑みを浮かべる。

サァァァ……

「もうその攻撃は効かねぇよ……」

「「!?」」

が、土煙が晴れた次の瞬間、白い神狼 フェンリルが描かれた、白銀の大きめの盾が鍔に付いたエメラルドグリーンのロングブレードの刀身の付け根に赤いガトリングの銃身が付いた神機…クラスゴッドイーターの専用武器、『イーターズファング・ブレードフォーム』を構えたマコトがそう言いながら現れる。

「なっ……!?」

ガシャガシャンッ!!

先程までマコトを圧倒していた自身の技が防がれたことにアルティメットDが驚愕するなか、役目を終えた盾は二つに割れ、邪魔にならないように左右に移動し収まる。

「次はこっちからいくぜっ!!」

次の瞬間、マコトはそう言いながらイーターズファングを手に向かっていく。

「くっ!!」

対するアルティメットDはそう言いながら再び“アルティメットボム”を放とうとする。

「遅ぇっ!!」

「!?」

ズババババババババババババババババババババァンッ!!

が、先程のクラスランサーよりも速いスピードで肉簿したマコトがそう言いながら、イーターズファングで幾度となく斬りつける。

「グオオオォォォーーーッ!?」

アルティメットDが苦痛の声を上げるなか、マコトはドライバーから引き抜いたゴッドイーターのクラスカードをイーターズファングの刀身に付いているカードスロットに装填する。

『ファイナル!!』

パァァァ……

するとその音声と共に白銀の光が刀身に纏われる。

「はぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

マコトは次の瞬間、白銀の光を纏ったイーターズファングで一閃を浴びせ、アルティメットDを吹き飛ばす。

「くっ……おのれ」

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

イーターズファングでの必殺技、“フェンリルブレイク”を受けた胸部から煙を上げながらそう言うアルティメットDの言葉の最中、上空から今度はウルトラキュアハッピーが殴りかかってくる。

「くっ!!」

ドカァァァンッ!!

対するアルティメットDは両腕をクロスさせて、ウルトラキュアハッピーの拳を受け止める。

「グオオオォォォーーーッ!!」

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ドカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ!!

その後、アルティメットDとウルトラキュアハッピーはほぼ互角のスピードとパワーで殴り合いを始める。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ドカカカカカァンッ!!

「ぐほぉっ!?」

が、その拮抗はすぐに崩れ、ウルトラキュアハッピーの拳の何発かがアルティメットDを捉え、ダメージを与える。

(バカな……こんな小娘の何処にこんな“力”が!?)

ウルトラキュアハッピーに押されていることにアルティメットDがそう困惑するなか、

ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

今度は十数弾の赤いエネルギー弾が命中し、アルティメットDを吹き飛ばす。

「今だ!!ハッピー!!」

「“ウルトラ!ハッピー・・・」

パァァァ・・・

いつの間にかイーターズファングを刀身と銃身の位置を入れ換えるように変形させたガンフォームに変えてエネルギー弾を食らわせたマコトがそう言うなか、ウルトラキュアハッピーはそう言いながら両手でハートを作り、白い光を集束させていく。

「シャワーーーーッ”!!!」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

次の瞬間、ウルトラキュアハッピーはそう言いながら強力な白い極太光線を放つ。

「グオオオォォォーーーッ!?」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

次の瞬間、アルティメットDはウルトラキュアハッピーの“ウルトラハッピーシャワー”に呑み込まれながら、壁をぶち破りながら吹っ飛ばされる。

パァァァ・・・

それと同時にウルトラキュアハッピーはキュアハッピーに戻る。

「はぁ……はぁ……」

「大丈夫か?ハッピー。」

「だ、大丈夫です。それより今はあいつを……」

駆け寄りながらそう言うマコトに対し、ハッピーはそう言いながらアルティメットDがぶっ飛ばされてできた穴の方を見る。

「あぁ、そうだな。」

その後、マコトとハッピーは自分達がぶっ飛ばしたアルティメットDを追いかけていった。
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