三十分後、『ゴリアテ帝国』、帝国門前・・・

「ようこそ！！『フォールテ学園』ご一行様www自分は案内役を任された零次（れいじ）・柾（まさき）ですwwwwwどうぞよろしくwwwww」

その後、豪壊ガレオンで帝国に着き、降り立つと帝国門前にいた、ノゾミ達と同年代くらいの癖毛のある黒髪に一重の黒目をした少年が笑顔でそう挨拶してくる。

「こんにちは。随分と若いみたいだけど歳、いくつ？」

「１６ですwwwww」

「１６！？若いね！！」

「因みに自分は一ヶ月前に魔法騎士団入りした新人ですwwwww」

「へぇ～～～wwwっていうか草を生やすとはやるなwwwお主www」

「ドーモですwwwww」

その後、ヴィヴィオ、カオリ、彩夏の三人は零次とそう話しながら生徒達と一緒に帝国内に入る。

帝国に入ると一台の大型バス・・・空気中の魔力を吸収して動く大型魔動輪車が停車していた。

「はい。ミィーナ皇帝がお待ちになっている城まで行くための魔動輪車を用意したのでどうぞお乗りくださいwwwww」

そうして一行は魔動輪車に乗っていく。

(あいつがラースが言っていたノゾミ・ナカムラか……)

「ねぇ。ノゾミ。あの零次って奴、時折、ノゾミを見てなかった？」

「？そうかな？」

零次が密かにそう思いながら時折、ノゾミを見るなか、セッテとノゾミはそう話をする。

その後、一行は魔動輪車で城に行き、皇帝であるミィーナに挨拶してから帝国側が用意した観光客御用達の旅館に泊まることになった。

国営旅館、『安らぎ苑』・・・

「で、なんでおまえらがここにいるんだよ？」

「あ、あはは・・・」

帝国側が用意した国営旅館、『安らぎ苑』に着いた後、何故か先に来てチェックインしていたみゆき達、スマイルプリキュア組＋ヴェルザの七人を見ながらそう尋ねるマコトに対し、みゆきは苦笑いしながらそう言う。

「オレが豪壊ガレオンにこっそり乗せて連れてきましたが何か？www」

「因みに私達学園側はみゆきちゃん達が同行することは承諾してるよ。」

「後、みゆきちゃん達の泊まる部屋はマコト君達の部屋の隣にしてあるから。」

そんなマコトに対し、彩夏、ヴィヴィオ、カオリの三人は笑顔でそう説明する。

「あ。当たり前だけど、如何（いかが）わしいことしちゃダメだからね。アイト君。」

「しませんよ！！何言ってんですか！？ヴィヴィオ先生！！」

「／／／」

「フフフ……みゆきぃ～。今、何を想像したんや？」ﾆﾔﾆﾔ

「ふぇっ！？べ、別になんでもないよ！！あかねちゃん！！／／／」

笑顔でそう言うヴィヴィオにマコトがそうツッコミを入れるなか、ニヤニヤしながらそう言うあかねに対し、みゆきは顔を真っ赤にしながらそう言った。