「うおおおぉぉぉっ！！www攻撃こそが最大の防御www」

ドカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

彩夏はそう言いながら豪壊王を操作して、さながらボクシングのように連続パンチを改造ベムスターに食らわし、

「フィニッシュ！！www」

ドカァァァンッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

最後には強烈なアッパーを食らわし、殴り飛ばす。

ドカァァァンッ！！

「グオオオォォォーーーッ！？」

「さてと、カオリもノゾミも片付けたみたいだしwwwこっちも決めますかwww」

彩夏の操る豪壊王はそう言いながらビームサーベルを構える。

「ノゾミちゃん！？ノゾミちゃんは何処！？」

「カオリ先生もいないぞ！！」

「『『！？』』」

が、その瞬間、豪壊王内からノゾミとカオリの姿が消えていることに気付いた生徒達が騒ぎ始める。

「ヤバッ！？生徒達が気付きだした！？」

そのことに気付いた彩夏の操る豪壊王は一瞬だけ動きを止める。

「グオオオォォォーーーッ！！」

その隙に改造ベムスターは飛翔し、上空に出現した銀のオーロラの中へと敗走する。

『あ！逃げた！！』

『ノゾミちゃん。とにかく今は生徒達の方に戻ろう。』

『カオリさん……はい。』

「「デュワッ！！」」

ネクサスとティガは上空へと飛んで、消える。

豪壊王内・・・

「あ！ノゾミちゃん！！」

「カオリ先生も……」

「何処に行ってたんですか？」

その後、人の姿に戻って豪壊王内に戻ってきたノゾミとカオリに対し、アカリ、ジェイ、カインの三人がそう尋ねながら駆け寄ってくる。

他の(事情を知らない)生徒達も戻ってきた二人に注目する。

「ちょっと彩夏姉さんの手伝いをしてたの。」

「私も同じ理由。」

対する二人はそう言って難(？)を逃れた。