幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました
「いやぁ~~~これでとりあえずは依頼はクリアだねぇ~~~」
依頼の討伐対象だったベノムナーガを無事討伐した後、にとりは笑顔でそう言いながら、ベノムナーガの毒袋をガラス箱に入れて、回収していた。
「ってにとり。なんで毒袋を回収してるの?」
「あぁ、さっき、ケータイで彩夏にギルドの依頼でベノムナーガを討伐しに行くことを伝えたら、『あぁwwwだったら、ベノムナーガの毒袋を回収してきてwww貴重な実験材料になるからwww』って頼まれたんだよ。因みにこれ、酸性の毒に対する耐性の強い強化ガラスでできてるから中で袋が破けても大丈夫。」
「ふぅ~ん………」
「阿号。ちょっとスキマを出してくれない?この毒袋入りガラス箱を直通で彩夏の元へ送りたいから。」
「わかった。」
クパァ
阿号はそう言いながら、お父さんが時々、使うスキマと同じスキマを作り、にとりはそのスキマの中に先程、回収した毒袋入りガラス箱を入れる。
多分、あのスキマ、彩夏さんと夢羽さんのデバイスルームと繋がってるんだろうね。
あ。因みにあの禁忌召喚事件の後、私が使い魔として召喚したにとりと阿号を紹介したら、なんかお父さんと彩夏さん、夢羽さんにビックリされたんですよね。
なんでもお父さんと彩夏さん、夢羽さんが元々いた世界では二人とも、アニメのキャラだったらしく、それで知ってたんだそうです。はい。
って私はまた誰に説明してるんだろう?
「……まぁ、いいや……討伐した証拠として皮を剥ぐから二人とも手伝って。」
「わかったー。」
「了解した。」
そうして私達はベノムナーガの皮を剥ぎ始める。
あ。そうそう。禁忌召喚の裁きの邪魔をしようとしたあの勇者(屑)はヴィヴィオ叔母さんが学園長に進言した結果、一ヶ月の停学処分を食らい、その処分を取り消させようとアクションを起こしたビッチトリオも同じく一ヶ月の停学処分を食らった。
おかげで今は勇者(屑)とビッチトリオの四人はこの国での家であるホテルで謹慎中です。
あぁ……あの屑野郎共に会わずに済むと思うと……心が穏やかになりますね♪うん♪
「よし♪皮も剥いだし、帰ろっか♪」
「うん♪」
剥いだ皮を無属性の魔法、“ボックス”に仕舞いながら、笑顔でそう言う私に対し、にとりは笑顔でそう返事をする。
「………」
が、阿号だけは返事しないで、近くの木々に鋭い視線を向けている。
「?阿号?」
「どうかした?」
「この気配は……まさか……」
そんな阿号に私とにとりが首を傾げるなか、阿号がそう言った次の瞬間、
ザッ!!
「「「「グルルル……」」」」
近くの木々から刺々しい龍人みたいな怪人と三体の黒い悪魔のような怪人が飛び出してくる。 って!?
「なに!?こいつら!!」
「「「「グルルル……!!」」」」
「阿号。こいつらは……」
「あぁ。上級が一体いるが、間違いない………」
突然、現れた魔物でも魔族でもない四体の異形に私がそう困惑の声を上げるなか、にとりと阿号はそう話をする。
「って二人は知ってるの?あの異形達のこと。」
そんな二人に対し、私は四体の異形のことについて、そう尋ねる。
「まぁね。」
「あいつらはかつて、私が法師と共に戦い、狩り続けた……この世界の『魔界』とは別の『魔界』から人間を喰らいにくる魔獣、ホラーだ………」
対する二人は真剣な表情でそう答えた。
依頼の討伐対象だったベノムナーガを無事討伐した後、にとりは笑顔でそう言いながら、ベノムナーガの毒袋をガラス箱に入れて、回収していた。
「ってにとり。なんで毒袋を回収してるの?」
「あぁ、さっき、ケータイで彩夏にギルドの依頼でベノムナーガを討伐しに行くことを伝えたら、『あぁwwwだったら、ベノムナーガの毒袋を回収してきてwww貴重な実験材料になるからwww』って頼まれたんだよ。因みにこれ、酸性の毒に対する耐性の強い強化ガラスでできてるから中で袋が破けても大丈夫。」
「ふぅ~ん………」
「阿号。ちょっとスキマを出してくれない?この毒袋入りガラス箱を直通で彩夏の元へ送りたいから。」
「わかった。」
クパァ
阿号はそう言いながら、お父さんが時々、使うスキマと同じスキマを作り、にとりはそのスキマの中に先程、回収した毒袋入りガラス箱を入れる。
多分、あのスキマ、彩夏さんと夢羽さんのデバイスルームと繋がってるんだろうね。
あ。因みにあの禁忌召喚事件の後、私が使い魔として召喚したにとりと阿号を紹介したら、なんかお父さんと彩夏さん、夢羽さんにビックリされたんですよね。
なんでもお父さんと彩夏さん、夢羽さんが元々いた世界では二人とも、アニメのキャラだったらしく、それで知ってたんだそうです。はい。
って私はまた誰に説明してるんだろう?
「……まぁ、いいや……討伐した証拠として皮を剥ぐから二人とも手伝って。」
「わかったー。」
「了解した。」
そうして私達はベノムナーガの皮を剥ぎ始める。
あ。そうそう。禁忌召喚の裁きの邪魔をしようとしたあの勇者(屑)はヴィヴィオ叔母さんが学園長に進言した結果、一ヶ月の停学処分を食らい、その処分を取り消させようとアクションを起こしたビッチトリオも同じく一ヶ月の停学処分を食らった。
おかげで今は勇者(屑)とビッチトリオの四人はこの国での家であるホテルで謹慎中です。
あぁ……あの屑野郎共に会わずに済むと思うと……心が穏やかになりますね♪うん♪
「よし♪皮も剥いだし、帰ろっか♪」
「うん♪」
剥いだ皮を無属性の魔法、“ボックス”に仕舞いながら、笑顔でそう言う私に対し、にとりは笑顔でそう返事をする。
「………」
が、阿号だけは返事しないで、近くの木々に鋭い視線を向けている。
「?阿号?」
「どうかした?」
「この気配は……まさか……」
そんな阿号に私とにとりが首を傾げるなか、阿号がそう言った次の瞬間、
ザッ!!
「「「「グルルル……」」」」
近くの木々から刺々しい龍人みたいな怪人と三体の黒い悪魔のような怪人が飛び出してくる。 って!?
「なに!?こいつら!!」
「「「「グルルル……!!」」」」
「阿号。こいつらは……」
「あぁ。上級が一体いるが、間違いない………」
突然、現れた魔物でも魔族でもない四体の異形に私がそう困惑の声を上げるなか、にとりと阿号はそう話をする。
「って二人は知ってるの?あの異形達のこと。」
そんな二人に対し、私は四体の異形のことについて、そう尋ねる。
「まぁね。」
「あいつらはかつて、私が法師と共に戦い、狩り続けた……この世界の『魔界』とは別の『魔界』から人間を喰らいにくる魔獣、ホラーだ………」
対する二人は真剣な表情でそう答えた。