絆の不死鳥
「佳奈多さん。明日奈さん。リサさん。」
「セッテ。連絡してくれてありがとう。」
「その様子だとノゾミちゃんは元に戻せたみたいね。よかった……」
「ちっ!!『私』だけでなく佳奈多さんと明日奈さんまで来るとはね。」
ノゾミを抱き抱えながらそう言うセッテに佳奈多と明日奈がそう言うなか、闇梨紗は舌打ちしながらそう言う。
「随分とノゾミちゃんに執着してるね。」
「もしかして惚れたかい?」
そんな闇梨紗に対し、リサとリサの中にいる梨奈がそう話しかける。
「ふんっ……まぁ、非常に興味深いと思ってるのは確かよ。磨きようによっては私のように、いや、それ以上に強い闇になれる原石だからね。ノゾミ は。」
対する闇梨紗はノゾミを見ながら、不敵な笑みを浮かべながらそう言う。
「確かに光が強ければ強い程、闇に反転した時の強さは計り知れない……」
「でも、その分、簡単には反転させられないよ。それこそ、君のように全てを憎むようにならなければね。」
「……言ってくれるじゃない……」
目が全く笑っていない笑顔でそう言葉を交わす両者の間にとてつもない緊張感が張り積める。
その緊張感に和也達も思わず息を呑み、スマイルプリキュアの五人も気をしっかりと持っていなければ失神しそうになる。
「まぁ、良いわ。その子とお話するのはまた今度にしてあげる……その時にこちら側に来ないことを祈ることね。」
・・・スゥ・・・
そんななか、闇梨紗はそう言いながら霊体化し、その場を去っていく。
「ふぅ……私の親友の娘、嘗めてもらっちゃ困るかな……」
その後、リサは笑顔でノゾミを見ながらそう言う。
「「「「怖かったぁ~」」」」ペタン
「あまり生きた心地がしませんでした。」ペタン
「あれが闇梨紗か……思ってた以上に厄介な奴だな……」
「さてと、それじゃあアレを作ろっか。」スッ
みゆき、あかね、やよい、なお、れいかの五人がそう言いながら腰を抜かし、和也が冷や汗を流しながらそう言うなか、リサはそう言いながら上着のポケットから掌サイズの結晶を取り出し、未だにセッテの腕の中で眠るノゾミに翳す。
パァァァ・・・
すると、ノゾミの胸からNS粒子が現れ、結晶に流れていく。
『!?』
「!?ノゾミのNSを封印しているのか?」
「違う。この結晶は『龍石』。彼女の中で目覚めた『龍の力』を制御するためのアイテムだよ。」
その様子にみゆき達が驚愕の表情を浮かべるなか、そう尋ねる和也にそう答えながらリサは龍石にノゾミの“力”を記録させる。
その後、出来上がった龍石をリサはノゾミに握らせ、自我を取り戻してから流していたノゾミの涙を指で拭いとる。
「とりあえずノゾミちゃんは一旦私の方で預かるよ。今回の一件で多分、酷いショックを受けてるだろうから。」
「わかった。一翔達には俺が話しとく。」
そうしてノゾミはリサに預けられることになり、一同はミラーワールドからナカムラ家へと帰還し、れいかを狙った『Xマジンラー』の六度目の襲撃事件は終わりを迎えた。
「セッテ。連絡してくれてありがとう。」
「その様子だとノゾミちゃんは元に戻せたみたいね。よかった……」
「ちっ!!『私』だけでなく佳奈多さんと明日奈さんまで来るとはね。」
ノゾミを抱き抱えながらそう言うセッテに佳奈多と明日奈がそう言うなか、闇梨紗は舌打ちしながらそう言う。
「随分とノゾミちゃんに執着してるね。」
「もしかして惚れたかい?」
そんな闇梨紗に対し、リサとリサの中にいる梨奈がそう話しかける。
「ふんっ……まぁ、非常に興味深いと思ってるのは確かよ。磨きようによっては私のように、いや、それ以上に強い闇になれる原石だからね。
対する闇梨紗はノゾミを見ながら、不敵な笑みを浮かべながらそう言う。
「確かに光が強ければ強い程、闇に反転した時の強さは計り知れない……」
「でも、その分、簡単には反転させられないよ。それこそ、君のように全てを憎むようにならなければね。」
「……言ってくれるじゃない……」
目が全く笑っていない笑顔でそう言葉を交わす両者の間にとてつもない緊張感が張り積める。
その緊張感に和也達も思わず息を呑み、スマイルプリキュアの五人も気をしっかりと持っていなければ失神しそうになる。
「まぁ、良いわ。その子とお話するのはまた今度にしてあげる……その時にこちら側に来ないことを祈ることね。」
・・・スゥ・・・
そんななか、闇梨紗はそう言いながら霊体化し、その場を去っていく。
「ふぅ……私の親友の娘、嘗めてもらっちゃ困るかな……」
その後、リサは笑顔でノゾミを見ながらそう言う。
「「「「怖かったぁ~」」」」ペタン
「あまり生きた心地がしませんでした。」ペタン
「あれが闇梨紗か……思ってた以上に厄介な奴だな……」
「さてと、それじゃあアレを作ろっか。」スッ
みゆき、あかね、やよい、なお、れいかの五人がそう言いながら腰を抜かし、和也が冷や汗を流しながらそう言うなか、リサはそう言いながら上着のポケットから掌サイズの結晶を取り出し、未だにセッテの腕の中で眠るノゾミに翳す。
パァァァ・・・
すると、ノゾミの胸からNS粒子が現れ、結晶に流れていく。
『!?』
「!?ノゾミのNSを封印しているのか?」
「違う。この結晶は『龍石』。彼女の中で目覚めた『龍の力』を制御するためのアイテムだよ。」
その様子にみゆき達が驚愕の表情を浮かべるなか、そう尋ねる和也にそう答えながらリサは龍石にノゾミの“力”を記録させる。
その後、出来上がった龍石をリサはノゾミに握らせ、自我を取り戻してから流していたノゾミの涙を指で拭いとる。
「とりあえずノゾミちゃんは一旦私の方で預かるよ。今回の一件で多分、酷いショックを受けてるだろうから。」
「わかった。一翔達には俺が話しとく。」
そうしてノゾミはリサに預けられることになり、一同はミラーワールドからナカムラ家へと帰還し、れいかを狙った『Xマジンラー』の六度目の襲撃事件は終わりを迎えた。