絆の不死鳥
キュイイイィィィーーーンッ!!
「あっ……あぁ……っ!?」
セッテが放った“オーバードライブ・フェニックスアロー”に包み込まれたノゾミはホープ・イージススタイルへの変身が解け、半龍化した姿へと戻る。
パァァァ・・・
続いて、ノゾミの背中や腰辺りから生えていた翼と尻尾、手足を覆っていた龍の手足がNS粒子に還元され、ノゾミの胸の中へと消えていく。
・・・カッ!!・・・パァァァンッ!!
「うっ……」
次の瞬間、完全に元の姿に戻ったノゾミは気を失いながら仰向けに倒れ込む。
「ノゾミ!!」ガシッ!!
が、そんなノゾミの身体を“オーバードライブ・フェニックスアロー”を放つと同時に変身が解けたセッテがそう言いながら抱き抱える。
パァァァ・・・
その際、セッテに“力”を貸したホープメモリがまるで意思があるかのようにノゾミの懐へと戻る。
パァァァ・・・
「ナカムラ!!クロハラ!!」
「ノゾミさん!!セッテさん!!」
ノゾミが気絶し、NSの暴走が止まると同時にコントロール権を奪われていた黄金劇場が解除されるなか、そう言うマコトとみゆきを始めとしたその場にいた皆が駆け寄る。
「大丈夫。気を失っているだけ。」
「そっか……」
「よかったぁ~。」
ノゾミを抱き抱えるセッテからそう聞かされた後、マコトとみゆきがそう言い、他の皆も安堵の表情を浮かべる。
『ッ!!』
「!カードトランス!!」
パアアアァァァッ!!
ズガァァァンッ!!
そんななか、何処からか黒い炎が放たれてくる。
が、咄嗟に芳佳の“力”を借りた和也が“シールド”を張り、フェイトがNSで強化することで防ぐ。
「あら。よく防いだわね。」
その後、黒い炎、楝獄が放たれてきた方から闇梨紗がそう言いながら現れる。
「てめぇは……」
『闇に堕ちた、別世界のお姉ちゃん……』
「フフフ……ノゾミ・ナカムラの『龍の力』が目覚め、無意識での抵抗で半龍化で止まりながらも暴走を始めたって悠姫から聞いたから観に来たけど、まさか、止められるとはね……その子の中にいる龍の姿、見てみたかったんだけどなぁ~。」
睨み付けながらそう言う和也とフェイトの視線を不敵な笑みで受け流しながら、セッテの腕の中で眠るノゾミを見ながら闇梨紗はそう言う。
「ッ……」ギュッ!!
「な、なんなんや?この人……」
「凄くヤバい感じがする……」
セッテが闇梨紗を睨み付けながらノゾミを強く抱き締めるなか、あかねとなおは異様なプレッシャーを放つ闇梨紗を見ながらそう言う。
(マズいな……こっちのフェイトやリサ達から聞く限り、闇梨紗は『Xマジンラー』に所属こそしてないが、数多の世界を滅ぼしてきた実力者……人数的には俺達の方が優勢だが、こっちは怪人達やジョーカーロイミュード、リベンジャー、ノゾミとの戦闘で疲弊しきっている上にノゾミも戦える状態じゃない……)
「フフフ……いつもならここで全員、殺してあげてもいいけど、疲弊している奴らを殺してもおもしろくないわね……ノゾミ を私に渡してくれるんなら、ここは退いてあげてもいいけど……どう?」
和也がそう思いながら現状の打開策を模索しているなか、闇梨紗は不敵な笑みを浮かべながらそう提案する。
「あ?何ふざけたこと言ってんだ。ノゾミ はこの『ウェズペリア』、いや、全ての世界の『希望』なんだよ。それを『はい。そうですか。』って渡す訳ねぇだろうが!!どうしてもノゾミが欲しいってんなら……例え、この身が無くなるのだとしても……魂を消されることになろうとも……てめぇを滅してやるよ……」
そんな闇梨紗に対し、和也は負けじと殺気を放ちながらそう言う。
「和也さん……」
「あはははっ!!おもしろい!!なら、やってみなさいよ。」
ドンッ!!
気を失っているノゾミを抱き抱えながらセッテがそう言うなか、闇梨紗はそう言いながら向かってくる。
「ッ!?」
(速い!?)
予想よりも速い闇梨紗の速さに和也がそう思うなか、
カアアアァァァッ!!
『!?』
闇梨紗と和也の間に眩い光が現れ、闇梨紗は思わずその足を止める。
「和也さんの異世界通信端末でセッテからノゾミちゃんが半龍化して暴走を始めたって聞いて来てみれば……」
「まさか、『私』も動きだしていたとはね……」
「大丈夫?皆。」
『佳奈多さん!!リサ(さん)(ちゃん)!!明日奈さん!!』
『佳奈多さん!!明日奈さん!!お姉ちゃん!!』
次の瞬間、光の中からセッテから連絡を貰った佳奈多、リサ、明日奈の三人が現れた。
「あっ……あぁ……っ!?」
セッテが放った“オーバードライブ・フェニックスアロー”に包み込まれたノゾミはホープ・イージススタイルへの変身が解け、半龍化した姿へと戻る。
パァァァ・・・
続いて、ノゾミの背中や腰辺りから生えていた翼と尻尾、手足を覆っていた龍の手足がNS粒子に還元され、ノゾミの胸の中へと消えていく。
・・・カッ!!・・・パァァァンッ!!
「うっ……」
次の瞬間、完全に元の姿に戻ったノゾミは気を失いながら仰向けに倒れ込む。
「ノゾミ!!」ガシッ!!
が、そんなノゾミの身体を“オーバードライブ・フェニックスアロー”を放つと同時に変身が解けたセッテがそう言いながら抱き抱える。
パァァァ・・・
その際、セッテに“力”を貸したホープメモリがまるで意思があるかのようにノゾミの懐へと戻る。
パァァァ・・・
「ナカムラ!!クロハラ!!」
「ノゾミさん!!セッテさん!!」
ノゾミが気絶し、NSの暴走が止まると同時にコントロール権を奪われていた黄金劇場が解除されるなか、そう言うマコトとみゆきを始めとしたその場にいた皆が駆け寄る。
「大丈夫。気を失っているだけ。」
「そっか……」
「よかったぁ~。」
ノゾミを抱き抱えるセッテからそう聞かされた後、マコトとみゆきがそう言い、他の皆も安堵の表情を浮かべる。
『ッ!!』
「!カードトランス!!」
パアアアァァァッ!!
ズガァァァンッ!!
そんななか、何処からか黒い炎が放たれてくる。
が、咄嗟に芳佳の“力”を借りた和也が“シールド”を張り、フェイトがNSで強化することで防ぐ。
「あら。よく防いだわね。」
その後、黒い炎、楝獄が放たれてきた方から闇梨紗がそう言いながら現れる。
「てめぇは……」
『闇に堕ちた、別世界のお姉ちゃん……』
「フフフ……ノゾミ・ナカムラの『龍の力』が目覚め、無意識での抵抗で半龍化で止まりながらも暴走を始めたって悠姫から聞いたから観に来たけど、まさか、止められるとはね……その子の中にいる龍の姿、見てみたかったんだけどなぁ~。」
睨み付けながらそう言う和也とフェイトの視線を不敵な笑みで受け流しながら、セッテの腕の中で眠るノゾミを見ながら闇梨紗はそう言う。
「ッ……」ギュッ!!
「な、なんなんや?この人……」
「凄くヤバい感じがする……」
セッテが闇梨紗を睨み付けながらノゾミを強く抱き締めるなか、あかねとなおは異様なプレッシャーを放つ闇梨紗を見ながらそう言う。
(マズいな……こっちのフェイトやリサ達から聞く限り、闇梨紗は『Xマジンラー』に所属こそしてないが、数多の世界を滅ぼしてきた実力者……人数的には俺達の方が優勢だが、こっちは怪人達やジョーカーロイミュード、リベンジャー、ノゾミとの戦闘で疲弊しきっている上にノゾミも戦える状態じゃない……)
「フフフ……いつもならここで全員、殺してあげてもいいけど、疲弊している奴らを殺してもおもしろくないわね……
和也がそう思いながら現状の打開策を模索しているなか、闇梨紗は不敵な笑みを浮かべながらそう提案する。
「あ?何ふざけたこと言ってんだ。
そんな闇梨紗に対し、和也は負けじと殺気を放ちながらそう言う。
「和也さん……」
「あはははっ!!おもしろい!!なら、やってみなさいよ。」
ドンッ!!
気を失っているノゾミを抱き抱えながらセッテがそう言うなか、闇梨紗はそう言いながら向かってくる。
「ッ!?」
(速い!?)
予想よりも速い闇梨紗の速さに和也がそう思うなか、
カアアアァァァッ!!
『!?』
闇梨紗と和也の間に眩い光が現れ、闇梨紗は思わずその足を止める。
「和也さんの異世界通信端末でセッテからノゾミちゃんが半龍化して暴走を始めたって聞いて来てみれば……」
「まさか、『私』も動きだしていたとはね……」
「大丈夫?皆。」
『佳奈多さん!!リサ(さん)(ちゃん)!!明日奈さん!!』
『佳奈多さん!!明日奈さん!!お姉ちゃん!!』
次の瞬間、光の中からセッテから連絡を貰った佳奈多、リサ、明日奈の三人が現れた。