新たな力、暴走
「和也!!本当にセッテちゃん一人に任せて大丈夫なの!?」
「わからねぇ……だが、今はセッテを信じるしかねぇ……」
ヴェルザに助けてもらった後、ひかるを治療しながらそう尋ねる春美に対し、和也はノゾミと対峙するセッテを見ながら、真剣な表情でそう答える。
「ぐるるる・・・っ!!」
パァァァ・・・
そんななか、ノゾミの口周りと両足付近にNS粒子が纏わりつき、金色のメタリックなドラゴンの口と両手と同じ白銀の爪のある金色のメタリックなドラゴンの後ろ足に変化する。
「!?アレはNSが形成していたのか!?」
(セッテ……アレは我が“力”を以てしても止められるかどうかわからぬぞ……)
その様子を見て、和也がそう言うなか、セッテと一体化しているアンドロマリウスが頭の中でそうセッテに語りかける。
(わかってる。でも……“力”を貸してくれる?アンドロマリウス……)
(あぁ……)
(……ありがとう……)
「………」スッ
頭の中でアンドロマリウスにそうお礼を言いながらセッテは瞳を閉じ、意識を内側へと集中させ始める。
「ぐおおおぉぉぉーーーっ!!」
そんなセッテに対し、ノゾミがそう雄叫びを上げながら襲いかかろうとする。
「!?危ない!!」
その様子を見て、やよいが思わずそう叫んだ瞬間、
ボオオオォォォッ!!
『!?』
セッテの足元から赤黒い炎が噴き出し、セッテを包み込む。
「ッ!?」
ノゾミも突撃するのをやめ、逆にセッテから距離を取る。
「・・・はぁっ!!」
ズバァァァンッ!!
次の瞬間、そう言いながら手刀で炎を斬り裂き、現れたセッテの姿が少し変わっていた。
背中から赤黒い炎の翼を生やし、両腕はアンドロマリウスのものに変わり、胸にはアンドロマリウスの胸にあった目が出現し、口元は黒いマスクのようなもので覆われていた。
「!?セッテの姿が!?」
「こっちの世界のセッテはソロモン72柱の悪魔、アンドロマリウスと一体化している。未だに龍化しつつあるノゾミに対抗するためにアンドロマリウスの協力を得て自分も半悪魔化したんだ……他でもない、自分を救ってくれた親友 を助けるために……」
「ぐるるる・・・っ!!」
半悪魔化したセッテを見て、そう困惑の声を上げる一輝に和也がそう説明するなか、ノゾミは威嚇しながら警戒する。
「行くよ。ノゾミ。」
ドンッ!!
セッテはそう言いながら先程のノゾミと同じくらいのスピードでノゾミに急接近し、右ストレートを放つ。
「ッ!!」
ガシィィィンッ!!
対するノゾミは左手でセッテの拳を受け止める。
「ぐおおおぉぉぉーーーっ!!」
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
受け止めた後、ノゾミはそう雄叫びを上げながら右手の爪で斬り裂こうとする。
が、セッテは左腕でノゾミの爪を受け止める。
「!?止められた!?」
「私達のバリアジャケットすら貫通するあの爪を!?」
そのことに一輝とひかるがそう困惑の声を上げるなか、ノゾミの尻尾が伸び、背後から串刺しにしようと襲いかかる。
「カッ!!」
「!?」
ドカァァァンッ!!
が、セッテはアンドロマリウスの念動力を使ってノゾミを吹き飛ばし、壁に叩きつける。
「ぐっ・・・ぐおおおぉぉぉーーーっ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
叩きつけられた後、ノゾミは白銀が混ざった空色のブレスを放ってくる。
「はぁっ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
対するセッテはそう言いながら胸の目から赤黒い光の波動を放つ。
ズガアアアァァァンッ!!
次の瞬間、ノゾミのブレスとセッテの波動は双方の間でぶつかり合い、相殺して辺りに衝撃を拡散させる。
「うわっ!?」
「くっ……ナカムラもそうだが、クロハラもどんだけ威力がでかいんだよ!!」
「これがソロモン72柱の悪魔の“力”か……」
「!?」
ドカァァァンッ!!
その衝撃にみゆきがそう声を上げ、マコトと和也がそう言うなか、いつの間にかノゾミに急接近していたセッテが横から黒雷を纏わせた右拳で顔面パンチを食らわし、殴り飛ばす。
「ぐっ……」ブンッ!!
ズバアアアァァァンッ!!
殴り飛ばされたノゾミが右手を振るった瞬間、一輝の“雹牙天衝”のような白銀が混ざった空色の斬撃が放たれる。
「!?あれは“雹牙天衝”!?なんでノゾミが!?」
「恐らくさっきの戦いの中でコピーされていたんだ。一翔から受け継いだ『伊邪那美』の権能を使ってな。」
ノゾミの“雹牙天衝”(NSで強化済み)を見て、そう困惑の声を上げる一輝に対し、和也は冷静にそう説明した。
「わからねぇ……だが、今はセッテを信じるしかねぇ……」
ヴェルザに助けてもらった後、ひかるを治療しながらそう尋ねる春美に対し、和也はノゾミと対峙するセッテを見ながら、真剣な表情でそう答える。
「ぐるるる・・・っ!!」
パァァァ・・・
そんななか、ノゾミの口周りと両足付近にNS粒子が纏わりつき、金色のメタリックなドラゴンの口と両手と同じ白銀の爪のある金色のメタリックなドラゴンの後ろ足に変化する。
「!?アレはNSが形成していたのか!?」
(セッテ……アレは我が“力”を以てしても止められるかどうかわからぬぞ……)
その様子を見て、和也がそう言うなか、セッテと一体化しているアンドロマリウスが頭の中でそうセッテに語りかける。
(わかってる。でも……“力”を貸してくれる?アンドロマリウス……)
(あぁ……)
(……ありがとう……)
「………」スッ
頭の中でアンドロマリウスにそうお礼を言いながらセッテは瞳を閉じ、意識を内側へと集中させ始める。
「ぐおおおぉぉぉーーーっ!!」
そんなセッテに対し、ノゾミがそう雄叫びを上げながら襲いかかろうとする。
「!?危ない!!」
その様子を見て、やよいが思わずそう叫んだ瞬間、
ボオオオォォォッ!!
『!?』
セッテの足元から赤黒い炎が噴き出し、セッテを包み込む。
「ッ!?」
ノゾミも突撃するのをやめ、逆にセッテから距離を取る。
「・・・はぁっ!!」
ズバァァァンッ!!
次の瞬間、そう言いながら手刀で炎を斬り裂き、現れたセッテの姿が少し変わっていた。
背中から赤黒い炎の翼を生やし、両腕はアンドロマリウスのものに変わり、胸にはアンドロマリウスの胸にあった目が出現し、口元は黒いマスクのようなもので覆われていた。
「!?セッテの姿が!?」
「こっちの世界のセッテはソロモン72柱の悪魔、アンドロマリウスと一体化している。未だに龍化しつつあるノゾミに対抗するためにアンドロマリウスの協力を得て自分も半悪魔化したんだ……他でもない、自分を救ってくれた
「ぐるるる・・・っ!!」
半悪魔化したセッテを見て、そう困惑の声を上げる一輝に和也がそう説明するなか、ノゾミは威嚇しながら警戒する。
「行くよ。ノゾミ。」
ドンッ!!
セッテはそう言いながら先程のノゾミと同じくらいのスピードでノゾミに急接近し、右ストレートを放つ。
「ッ!!」
ガシィィィンッ!!
対するノゾミは左手でセッテの拳を受け止める。
「ぐおおおぉぉぉーーーっ!!」
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
受け止めた後、ノゾミはそう雄叫びを上げながら右手の爪で斬り裂こうとする。
が、セッテは左腕でノゾミの爪を受け止める。
「!?止められた!?」
「私達のバリアジャケットすら貫通するあの爪を!?」
そのことに一輝とひかるがそう困惑の声を上げるなか、ノゾミの尻尾が伸び、背後から串刺しにしようと襲いかかる。
「カッ!!」
「!?」
ドカァァァンッ!!
が、セッテはアンドロマリウスの念動力を使ってノゾミを吹き飛ばし、壁に叩きつける。
「ぐっ・・・ぐおおおぉぉぉーーーっ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
叩きつけられた後、ノゾミは白銀が混ざった空色のブレスを放ってくる。
「はぁっ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
対するセッテはそう言いながら胸の目から赤黒い光の波動を放つ。
ズガアアアァァァンッ!!
次の瞬間、ノゾミのブレスとセッテの波動は双方の間でぶつかり合い、相殺して辺りに衝撃を拡散させる。
「うわっ!?」
「くっ……ナカムラもそうだが、クロハラもどんだけ威力がでかいんだよ!!」
「これがソロモン72柱の悪魔の“力”か……」
「!?」
ドカァァァンッ!!
その衝撃にみゆきがそう声を上げ、マコトと和也がそう言うなか、いつの間にかノゾミに急接近していたセッテが横から黒雷を纏わせた右拳で顔面パンチを食らわし、殴り飛ばす。
「ぐっ……」ブンッ!!
ズバアアアァァァンッ!!
殴り飛ばされたノゾミが右手を振るった瞬間、一輝の“雹牙天衝”のような白銀が混ざった空色の斬撃が放たれる。
「!?あれは“雹牙天衝”!?なんでノゾミが!?」
「恐らくさっきの戦いの中でコピーされていたんだ。一翔から受け継いだ『伊邪那美』の権能を使ってな。」
ノゾミの“雹牙天衝”(NSで強化済み)を見て、そう困惑の声を上げる一輝に対し、和也は冷静にそう説明した。