光と闇を抱いた少女

「ッ!!皆!!」

「「「うん!!」」」

その光景を見たみゆき、あかね、やよい、なおの四人はそう言いながらスマイルパクトとキュアデコルを取り出す。

『レディー!』

「「「「プリキュア、スマイルチャージ!!」」」」

『ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!』

『ハッピー!!』

『サニー!!』

『ピース!!』

『マーチ!!』

パキィィィンッ×4!!

次の瞬間、四人は再びプリキュアに変身する。

その間、ノゾミ、セッテ、マコトの三人もホープ、イージス、ヒロアスに変身し、ヴェルザもアーマードのホーリートライデントを装着する。

「フフフ……あなた達にはこの子達の相手をお願いしましょう。」シュッ!!

変身が完了したノゾミやプリキュア達に対し、ジョーカーロイミュードはそう言いながら四枚のエースを投げ、地面に突き刺す。

パキィィィンッ×4!!

「「「「!?バッドエンドプリキュア!?」」」」

「?色が黒い?」

地面に突き刺さった四枚のエースは次の瞬間、赤黒い光を放ちながら嘗て、スマイルプリキュアが倒した闇のプリキュア、バッドエンドプリキュア(ビューティ以外)に姿を変える。

が、その姿は以前とは違い、全身が黒く、以前よりも禍々しいオーラを放っている。

「フフフ……その子達はダーカー因子で造り出したバッドエンドプリキュアの複製体ですよ……」

ジョーカーロイミュードがそう説明した次の瞬間、黒いバッドエンドプリキュアはノゾミ達に向かっていく。

『ガシャット!キメワザ!』

『BAKUSOU!!CRITICAL STRIKE!!』

「おりゃあああぁぁぁーーーっ!!」

『!?』

ドカアアアァァァンッ!!

「アカンベェ~ッ!?」

が、その瞬間、何処からかエグゼイドに変身した和也がレーザー・レベル2に変身した貴利矢に乗って現れ、そのままNEOアカンベェに突撃し、“爆走クリティカルストライク”を食らわせる。

が、ロストロギアである紫魂鏡を素体にしているからかNEOアカンベェにこれといったダメージを与えることができなかった。

「ちっ!!これでも決定打にはならなかったか・・・」

「ロストロギアを素体にしているだけあって通常のアカンベェより頑丈みたいだな。」

「貴利矢さん!!和也さん!!」

「どうしてここに?」

NEOアカンベェにダメージを与えられなかったことについて、そう言う貴利矢と和也に対し、ノゾミとセッテはそう尋ねる。

「一翔達から連絡を貰って、速攻で飛んできたんだよ。」

「後、救援に来たのは俺達だけじゃねぇぞ。」

対する和也と貴利矢がそう答えた瞬間、出入口から既にバリアジャケット姿の春美、ひかる、一輝、和輝の四人が現れる。

「古河和也率いるフレイム分隊のご登場ですか………」

パァァァ・・・

ジョーカーロイミュードがそう言った瞬間、ジョーカーロイミュードの前に銀のオーロラが出現する。

次の瞬間、そのオーロラからコラボスバグスター、ダークグラファイト、ハテナバグスター、ゲノムスの四体と大量のバグスターウイルスが現れる。

「!?バグスター!?」

「『Xマジンラー』はバグスターまで戦力に加えていたのか!?」

「さて、仕切り直しといきましょうか。」

オーロラから現れた四体のバグスター率いるバグスターウイルス軍団を見て、貴利矢と和也がそう困惑の声を上げるなか、バグスター達はバッドエンドプリキュアと共にノゾミ達の方へと向かってくる。

こうして和也達も加えたノゾミ達14人VSジョーカーロイミュード率いるバッドエンドプリキュア&バグスター軍団の戦いが始まった。
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