「全ての世界を護る組織……」

「そう。それが『時空管理局』。」

「そんな組織がいるなんて知らなかったクル。」

「それでフェイトさんとなのはさんはどうしてここに？」

『時空管理局』についての説明を聞いた後、そう言うみゆきにフェイトがそう言い、キャンディがそう言うなか、れいかがそう尋ねる。

「私達は『Ｘマジンラー』の新メンバー、ジョーカーのことでここに来たの。」

「「「「「！？」」」」」

「！？『Ｘマジンラー』やジョーカーのことを知ってるんですか！？」

対するなのはからの答えにれいか達が驚愕の表情を浮かべるなか、みゆきがそう尋ねる。

「知ってるも何も僕達やフェイト達、『機動六課』は『Ｘマジンラー』とは敵対してるんだよ。」

「私達、『機動六課』ができたのも『Ｘマジンラー』を倒すためだしね。」

「そうだったんですか……」

「でも、『Ｘマジンラー』の幹部の一人であるリベンジャーが復活させ、メンバーに加えたジョーカーについてはあまりよく知らないんだ。」

「そこでそのジョーカーと戦ったことのある君達のことを聞いて、ここに来たって訳。」

「突然で申し訳ないんだけど、あなた達が知ってる限りで良いから話してもらえないかな。ジョーカーのことを。」

「わかりました。」

そうしてみゆき達は自分達が知りうるジョーカーに関することを一翔やフェイト達に話した。

「そういえば、なのは。リサから少し前までちょっと謹慎していたって聞いたんだけど？」

「あはは……その節はどうも心配をお掛けしました……でも、色々な理由でもう大丈夫です。」

「ふ～ん……」

その後、ノゾミやセッテ達も含めて話し合った結果、みゆき達スマイルプリキュア組は元の世界の座標が見つかるまでの間、ノゾミ達やフェイト達に協力することになった。

「ところでなのはさん。その両手に着けた拘束具の腕輪はどうしたんですか？」

その後の夕食の席にて、セッテはなのはの両手の腕輪について、そう尋ねる。

「あぁ、これ。ちょっと前に問題を起こしちゃって、それで着けることになったの。」

「……何をやらかしたんですか……」

対するなのはからの答えを聞いた後、セッテは思わず引きながらそう言った。