光と闇を抱いた少女

『Xマジンラー』本部、玉座の間・・・

「リベンジャー。貴様が復活させたジョーカーが『ウェズペリア』に飛ばしたスマイルプリキュアがノゾミ・ナカムラと接触したようだが……?」

「ご安心を。総帥。想定の範囲内です。」

玉座に座りながらそう尋ねるカンナギに対し、リベンジャーはひざまづきながらそう答える。

そんなリベンジャーの背後にはジョーカーが同じようにひざまづき、カンナギの隣には加頭が立っている。

「まぁいい。今回の計画の立案と指揮は貴様だからな。貴様が問題ないというのならそのまま計画を進めろ。」

「はっ!!それで一つ、お願いしたいことが……」

「なんだ?」

「人工キメラ製作者の御劔燐をお借りしたいのですが……」

「……加頭。」

「燐君を連れていくのは構いませんが、彼は自身の人工キメラや憎悪を向ける『ムンドゥス』や仮面ライダーメルヒェン関連以外なら食事で釣るしかありませんよ。」

「わかった。」

そうしてリベンジャーによるスマイルプリキュアを巻き込んだ、『Xマジンラー』の新たな計画は動きだそうとしていた。
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