いざ!魔武器生成と使い魔召喚へ!!

「ふぅ………」

屑野郎を“氷の華”の中に閉じ込めた後、私は軽く息を吐きながらサクラをしまう。

この技の名は“血氷華”。“氷の華”の中に閉じ込めて、肉体や精神を凍らせる技です。

元々はお母さんがリサさんに教えてもらった技なんですが、例のごとく、私もお母さんから教えてもらったので使えます。はい。

因みに屑野郎は一応勇者なので、肉体だけを凍らせています。

本当は両方凍らせて、砕いて殺りたいんですけどね……当分は凍傷で苦しみ続ければいい……うん……

あ。因みにこの技は合図によって威力も変えられる技で、

“三分咲き”で肉体だけを、

“五分咲き”で精神だけを、

“七分咲き”で両方を凍らせ、

“満開”で両方を凍らせた上で粉砕することができます。

って私は誰に説明してるんだろう?

『うんうん……リサ殿から奥様に伝えられた“血氷華”も使いこなしておられますね……流石はお嬢様です……』

「ノゾミも結構強いんだな………」

私がそう思いながら首を傾げるなか、先程から烈風丸で撮影していたミオと阿号がそう言ってくる。

「お父さんやお母さんに比べたら、私なんかまだまだだよ。」

そんな二人に対し、私は笑顔でそう言う。

「ノゾミィーーーッ!!」

そんななか、無事に生徒達を避難させてくれたにとりがヴィヴィオ叔母さんやアカリちゃん達と一緒に駆けつけてきた。
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