いざ!魔武器生成と使い魔召喚へ!!

「エクスカリバアアアァァァーーーッ!!!」

阿号がそう言った次の瞬間、屑野郎は魔武器の黄金の剣、エクスカリバー(笑)に吸収した聖属性の魔力を纏わせながら、ミオに斬りかかる。

ガキィィィンッ!!

が、ミオの前に出た私が剣形態のサクラで屑野郎のエクスカリバー(笑)を受け止める。

「ナカムラさん!!どいて!!」

「嫌よ。禁忌召喚においての裁きは無事に遂行されたと言ってもこの死神ひとはお父さんの友達の使い魔……私にとっては家族同然な存在……大切な家族に危害を加える奴には私は容赦しない……」

鍔競り合いしながら、私と屑野郎はそう言葉を交わす。

っていうか同じただの魔武器とはいえ、かなりの量の聖属性の魔力を纏った剣を易々と受け止めるサクラって凄いね。

元になった魔石の純度の差かな?

「お願いだ!!ナカムラさん!!目を覚まして!!人殺しに操られてるんだ!!」

サクラのことについて、そう思っているなか、屑野郎がそう言ってくる。

……ウザい……とことんウザい……もうこの屑野郎はお母さんから教えてもらったあの技で一旦氷結地獄に落とすか………

「フッ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

屑野郎の私刑内容を決めた私はまず、黒炎属性の“部分強化”と“武装色”の覇気で強化した右足で屑野郎の股間にある愚息を蹴り上げる。

「○×△□#☆※〆+♂ーーーッ!!?」

「ハァッ!!」

「!?」

ドカァァァンッ!!

余程痛かったのか、理解不能の声を上げる屑野郎を、未だに黒炎属性の魔力と覇気を纏った右足で流れるように、今度は右足が鳩尾にめり込むように回し蹴りを放ち、蹴り飛ばす。

まだ……この程度では終わらせないよ………

「………」スッ

そう思いながら、私はサクラの切っ先を屑野郎に向ける。

「“血氷華”ー“三分咲き”。」

パキィィィンッ!!

私がそう言った次の瞬間、屑野郎は“氷の華”に包み込まれた。まる♪
34/37ページ
スキ