皆で楽しい運動会☆

ドカァァァンッ!!パカッ!!ヒュー・・・ブオオオォォォッ!!ゴオオオォォォーーーッ!!

ワァーッ!?キャーッ!?

『おおう……スタートしたのは良いですが、様々な罠によって巨大迷路内は阿鼻叫喚に包まれてますね……』

『地雷に落とし穴、竜巻に濁流……下手したら、そこら辺の遺跡よりも難易度高いんじゃないかしら?この巨大迷路……』

『製作を依頼した私が言うのもなんですが、やり過ぎじゃないでしょうか?『メイキングシスターズ』の皆さん……』

『そんななか、赤組、一年Sクラスのアカリ・トレーダー選手、ジェイ・ウォーカー選手、カイン・アトラン選手のチームは特に何の問題もなく、順調に進んでるわね。』

『運も実力の内と言いますが、赤組連邦一年SクラスMSは化け物か!?って感じですね。』

『何を訳のわからないことを言ってるの?ミフユちゃん。』

カチッ!!

「あ。何か踏んじゃったみたい。」

ゴロオオオォォォォーーーッ!!

「「「!?」」」

そんななか、アカリがそう言いながら床にあったスィッチを押した瞬間、前方から巨大なスパイクボールが迫ってくる。

『おぉーっと!!ここでとうとう一年Sクラスチームにも罠が発動したぁっ!!って巨大なスパイクボールとかやり過ぎですって『メイキングシスターズ』!!』

『まぁ、魔法と魔武器の使用を許可してるからなんとかするでしょ。』

「任せて……影狼……」

ミフユとシャルナがそう言うなか、ジェイがそう言いながら影狼を取り出す。

ゴロオオオォォォォーーーッ!!

次の瞬間、巨大スパイクボールはアカリ達がいた所を通過する。

が、巨大スパイクボールが通った道にはアカリ達が轢かれた痕跡が何処にもない。

ニョキッ!!

「ぷはぁっ!!」

「ふぅー……助かりました。ジェイ君。」

「……ぶい……」

次の瞬間、影狼の能力で影に潜り込み、回避していたアカリ、カイン、ジェイの三人はそう言いながら、影の中から現れる。

『おぉーっと!!一年Sクラスチーム、ウォーカー選手の魔武器の能力で影の中に潜り込むことで巨大スパイクボールを回避したぁ!!』

『もっとも、最初から魔法と魔武器の使用を許可してるんだから、ああやって対処できるのが普通なのよ。それもできずに流されたり飛ばされたり落ちたりした他のチームは軟弱者ね。』

『厳しいことを言いますね。シャルナちゃん。』

ガシャァァァンッ!!

「「わあああぁぁぁーーーっ!?」」

「きゃあああぁぁぁーーーっ!?」

『あ。今、一年Sクラスチームが回避した巨大スパイクボールが三年Aクラスチームを轢いたです。』

『……軟弱者が……』

その後、アカリ達は脱出に向けて、迷路内を進む。

シュパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパッ!!

すると、今度は大量の矢がアカリ達に襲いかかる。

「ここは私に任せて!!」

アカリはそう言いながら炎蛇を取り出し、連結刃に変える。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ズババババババババババババババババババババァンッ!!

次の瞬間、アカリは連結刃形態の炎蛇を巧みに操り、襲いかかってきた矢を全て、斬り伏せた。

『おぉーっと!!今度はトレーダー選手が襲いかかってきた大量の矢を連結刃で全て、斬り伏せたぁ!!』

「フフ……シグナムさんに色々、教えてもらってよかった♪」

罠として発動し、襲いかかってきた矢が全て、斬り伏せられたことにミフユがそう言うなか、アカリは笑顔でそう言う。





カチッ!!ズオオオォォォーーーッ!!

それから少しすると、今度は大量の剣山が床が飛び出し、行く手を阻んでくる。

「ここは僕に任せてください。」

カインはそう言いながら黄魔を取り出し、構える。

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

すると次の瞬間、カインは大量の光のレーザーを放ち、行く手を阻む剣山を破壊した。
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