皆で楽しい運動会☆

『はぁーい!!生徒の皆さん、エネルギーの充電は十分ですかぁーっ!?因みに私はそこの屋台で売っていた『野菜たっぷり健康焼きそば』を食べました!!!』

『私はその隣でやっていたドクロ桃飴とロシアン桜餅を食べました。』

『?それで足りるんですか?シャルナちゃん。』

『因みにここに桜餅が一個、残ってるんだけどミフユちゃん……食べる?』

『良いんですか?いただきます!!(パクッ)辛ぁっ!?』

『はい。それじゃあ午後からの最初の競技は『巨大脱出迷路デェロォ』。ルールは至ってシンプル。それぞれのクラスから三人一組で選抜された18チームで罠が張り巡らした巨大迷路に入り、先に3チーム脱出した組から順に高得点が入るわ。』

『(ゴクゴク)ふぅー……あ。因みにこの競技では壁を破壊すること以外でなら魔法と魔武器の使用を許可します。後、別の組とエンカウントした場合、バトるのもOKですよ。』

『尚、そのバトル若しくは罠で1チームが脱落してもそのチームの所属している組の他のチームも失格にはなりません。が、その残りの2チーム若しくは1チームが脱出した際に貰える得点は3チーム全員が揃って脱出した場合よりも少なくなるのでご了承ください。』

『当たり前ですが、3チーム全員が脱落した場合、その組に入る得点は0です。』

『それでは『巨大迷路デェロォ』。』

『スタートです!!』

ジャァァァンッ!!

「よし!!頑張ろっか!!ジェイ君!!カイン君!!」

「……うん……」

「はい!!」

競技の開始の音が響き渡るなか、赤組の一年Sクラスの代表として選抜されたアカリ、ジェイ、カインの三人はそう話しながら巨大迷路に入っていった。
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